教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ⑥

北海道キャンプ旅行 出発から7日目 1991年7月31日(水) 夜半にちょっとまとまった雨が降った。朝には上がっていたがテントはしっかりと濡れており、どうやら選択は正しかったようだ。朝食のあとテントの片付けをして、8時前キャンプ場を後にした。…

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ⑤

北海道キャンプ旅行 出発から6日目 1991年7月30日(火) 7時朝食、7時30分出発。稚内港へ立ち寄り、一路宗谷岬へと向かう。稚内港の利尻・礼文フェリーターミナル横の岸壁に、ドーム式の防波堤がある。長さが427mもあって、ギリシャ時代の遺…

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ④

北海道キャンプ旅行 出発から5日目 1991年7月29日(月) 心配していた雨も降らず、一夜が明けた。5時30分起床。朝食のあとテントを撤収し、7時10分出発。 国道40号線から問寒別(といがんべつ)川沿いに道々を10㎞ほど入っていくと幌延(…

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ③

北海道キャンプ旅行 出発から4日目 1991年7月28日(日) 街灯の下にクワガタが集まっていないかと期待して息子は早く目覚めたが、一晩中雨が降っていたと聞いて、また眠った。5時30分起床、6時50分出発。 朝1番に再度キャンプ場近くのヒマワ…

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ②

北海道キャンプ旅行 出発から3日目 1991年7月27日(土) 雨の中で北海道旅行は始まった。 道央自動車道の岩見沢SAで軽く朝食を食べ、旭岳へ向かう。 旭岳ロープウェイを降りると寒い。半袖のうえにトレーナーを羽織っているが、それでも寒い。傘を…

森と湖と実りの大地から ~北海道キャンプ旅行の記録~ ①

新型コロナウイルスの感染が収まらず、2回目の自粛の夏を迎えました。 時空は30年前の北海道。 1991年7月25日から8月10日までの17日間、親子4人で北海道をキャンプ旅行しました。 その折の旅行記が「森と湖と実りの大地から」です。 今夏は、30年前の旅…

日本語探訪(その83) 慣用句「水をさす」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第33回は「水をさす」です。 水をさす 「水をさす」の読み方 みずをさす 「水をさす」の意味 うまくいっているのに邪魔をして不調にする。(広辞苑) 「水をさす」の使い方 二人の仲に水をさす。 「水をさす」の…

日本語探訪(その82) 慣用句「水を打ったよう」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第32回は「水を打ったよう」です。なお、教科書には「水を打った」で出てきます。 水を打ったよう 「水を打ったよう」の読み方 みずをうったよう 「水を打ったよう」の意味 大勢の人がだれも口をきかず、静まりか…

日本語探訪(その81) 慣用句「水に流す」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第31回は「水に流す」です。 水に流す 「水に流す」の読み方 みずにながす 「水に流す」の意味 過去のことをとやかく言わず、すべてなかったこととする。(広辞苑) 「水に流す」の使い方 「多年の恨みさっぱりと…

日本語探訪(その80) ことわざ「猫に小判」

小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第22回は「猫に小判」です。教科書の表記は、「ねこに小判」となっています。 猫に小判 「猫に小判」の読み方 ねこにこばん 「猫に小判」の意味 貴重なものを与えても何の反応もないことのたとえ。転じて、価値…

日本語探訪(その79) ことわざ「泣きっ面に蜂」

小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第21回は「泣きっ面に蜂」です。教科書の表記は、「泣きっつらにはち」となっています。 泣きっ面に蜂 「泣きっ面に蜂」の読み方 なきっつらにはち 「泣きっ面に蜂」の意味 泣いているときに顔を蜂に刺されて、…

日本語探訪(その78) 故事成語「一挙両得」

小学校のうちに知っておきたい故事成語の第22回は「一挙両得」です。 一挙両得 「一挙両得」の読み方 いっきょりょうとく 「一挙両得」の意味 一つの事をして二つの利益を収めること。一石二鳥。(広辞苑) 「一挙両得」の使い方 どうだい。それなら僕の主意…

日本語探訪(その77) 故事成語「一日千秋」

小学校のうちに知っておきたい故事成語の第21回は「一日千秋」です。 一日千秋 「一日千秋」の読み方 いちじつせんしゅう 「一日千秋」の意味 非常に思い慕うこと。また、待ち遠しいこと。(広辞苑) 「一日千秋」の使い方 子どもの頃は、遠足の日を「一日千…

日本語探訪(その76) 慣用句「骨を惜しむ」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第30回は「骨を惜しむ」です。教科書の表記は、「ほねをおしむ」となっています。 骨を惜しむ 「骨を惜しむ」の読み方 ほねをおしむ 「骨を惜しむ」の意味 労苦をいとう。骨惜しみをする。骨を盗む。(広辞苑) …

日本語探訪(その75) 慣用句「骨身に応える」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第29回は「骨身に応える」です。教科書の表記は、「ほね身にこたえる」となっています。 骨身に応える 「骨身に応える」の読み方 ほねみにこたえる 「骨身に応える」の意味 寒さや苦しみなどを強く感ずる。身にし…

日本語探訪(その74) 慣用句「骨身を削る」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第28回は「骨身を削る」です。教科書の表記は、「ほね身をけずる」となっています。 骨身を削る 「骨身を削る」の読み方 ほねみをけずる 「骨身を削る」の意味 体がやせ細るほど一所懸命に事に当たる。身を削る。…

日本語探訪(その73) ことわざ「所変われば品変わる」

小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第20回は「所変われば品変わる」です。教科書の表記は、「所かわれば品かわる」となっています。 所変われば品変わる 「所変われば品変わる」の読み方 ところかわればしなかわる 「所変われば品変わる」の意味 …

日本語探訪(その72) ことわざ「毒を食らわば皿まで」

小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第19回は「毒を食らわば皿まで」です。教科書の表記は、「毒をくらわば皿まで」となっています。 毒を食らわば皿まで 「毒を食らわば皿まで」の読み方 どくをくらわばさらまで 「毒を食らわば皿まで」の意味 い…

日本語探訪(その71) 故事成語「一字千金」

小学校のうちに知っておきたい故事成語の第20回は「一字千金」です。 一字千金 「一字千金」の読み方 いちじせんきん 「一字千金」の意味 ①きわめて価値ある立派な文字や文章。②厚い恩恵のたとえ。(広辞苑) 「一字千金」の使い方 10年ぶりに会った恩師か…

日本語探訪(その70) 故事成語「一衣帯水」

小学校のうちに知っておきたい故事成語の第19回は「一衣帯水」です。 一衣帯水 「一衣帯水」の読み方 いちいたいすい 「一衣帯水」の意味 一筋の帯のような狭い川・海。その狭い川や海峡をへだてて近接していることをいう。(広辞苑) 「一衣帯水」の使い方 …

日本語探訪(その69) 慣用句「骨が折れる」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第27回は「骨が折れる」です。教科書の表記は、「ほねがおれる」となっています。 骨が折れる 「骨が折れる」の読み方 ほねがおれる 「骨が折れる」の意味 苦労である。面倒である。(広辞苑) 「骨が折れる」の…

日本語探訪(その68) 慣用句「火花を散らす」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第26回は「火花を散らす」です。 火花を散らす 「火花を散らす」の読み方 ひばなをちらす 「火花を散らす」の意味 互いに激しく太刀を交えて切り合う。転じて、互いに激しく争う。(広辞苑) 「火花を散らす」の…

日本語探訪(その67) 慣用句「喉から手が出る」

小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第25回は「喉から手が出る」です。教科書の表記は、「のどから手が出る」となっています。 喉から手が出る 「喉から手が出る」の読み方 のどからてがでる 「喉から手が出る」の意味 欲しくてたまらないたとえ。(…