110番の日
「110番の日」は、110番の適切な使用を推進しようと、1985(昭和60)年12月警察庁が定めました。
日付自体は語呂合わせで、緊急通報制度の興り(1948年10月1日)とは全く関係ありません。
「雑学ネタ帳」によると、110番の歴史は次のとおりです。
110番は戦後の連合国軍最高司令部(GHQ)の勧告で1948年(昭和23年)10月1日に、東京などの8大都市で始められた。東京では最初から110番だったが、大阪・京都・神戸では1110番、名古屋では118番など地域によって番号が異なっており、全国で110番に統一されたのは1954年(昭和29年)のことである。
警察庁の資料によると、「令和元年中の110番通報受理件数は、約910万件であり、約3.5秒に1回、国民約14人に1人から通報を受理したことになる。また、携帯電話等の移動電話からの110番通報が74.0%を占め、過去最高を記録した。」とあります。
また、各県警の統計資料を見ると、110番通報受理件数の2~3割がいたずら、無言、間違いの不要通報と要望・相談、各種照会等の不急通報です。
不要不急通報が緊急通報の妨げになっていることも多いようです。
「110番の日」は、110番の正しい利用の推進と相談ダイヤル「#9110」の周知などを目的としています。
日本では緊急通報は「110」、救急車は「119」ですが、海外ではどうなっているのでしょう。
お隣の韓国は、警察は112、救急は119。
中国は、警察は110、救急は120または999。
以下は、「成功する留学」HPより転載します。
北米
アメリカ(全土共通)警察,救急車,消防:TEL 911
カナダ(全土共通)
警察,救急車,消防:TEL 911
オセアニア
オーストラリア(全土共通)警察,救急車,消防:TEL 000
ニュージーランド(全土共通)
警察,救急車,消防:TEL 111
ヨーロッパ
イギリス(全土共通)警察,救急車,消防:TEL 999
アイルランド(全土共通)
警察,救急車,消防:TEL 999 または 112
マルタ(全土共通)
救急:TEL 196 (警察:TEL 191/消防:TEL 199)
フランス(全土共通)
救急:TEL 15 (警察:TEL 17/消防:TEL 18)
イタリア(全土共通)
救急:TEL 118,112 (国家警察:TEL 113/軍警察:TEL 112/消防:TEL 115,112)
*国家警察・軍警察の番号で救急車要請も可能
スペイン(全土共通)
警察,救急車,消防:TEL 112
ドイツ(全土共通)
救急・消防:TEL 112 (警察:TEL 110)
オーストリア(全土共通)
救急車:TEL 144,112 (警察:TEL 133,112/消防署:TEL 122,112)
アジア
フィリピン(全土共通)警察,救急車,消防:TEL 117
救急(フィリピン赤十字):TEL 143
マレーシア クアラルンプール
警察・救急車:TEL 999 (消防:TEL 994)