日本語探訪
日本語探訪(徒然なるままに) 「侵攻」と「侵略」 ロシアの対ウクライナ軍事行動に関する報道で、「侵攻」という語と「侵略」という語が混在しているのが気になり調べてみました。 「広辞苑」を引きます。 侵攻 他国または他の領土を攻めおかすこと。侵犯。…
雪がとけると… 問題 「 」の部分に漢字1字を入れて、文を完成させなさい。 ① 雪が溶けると、「 」になる。 ② 雪が解けると、「 」になる。 どこかの試験にこんな問題出ないかなあ。 想像力とか頭の柔らかさを問うには良さそうです。ただ、絶対的な正解があ…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「矜持」です。 矜持 「矜持」の読み方 きょうじ ※「きんじ」は慣用読みですが、厳密には誤読です。 「矜持」の意味 自分の能力を信…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「琴線に触れる」です。 琴線に触れる 「琴線に触れる」の読み方 きんせんにふれる 「琴線に触れる」の意味 「琴線」…感じやすい心情…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「寄り添う」です。 寄り添う 「寄り添う」の読み方 よりそう 「寄り添う」の意味 ぴったりとそばへ寄る。(広辞苑) ※物理的な意味…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「手当て」です。 手当て 「手当て」の読み方 てあて 「手当て」の意味 (1)ある物事を予測して用意しておくこと。準備。「資金の―が…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「勉強」を基本語として、「学習」と「study」をあわせて取り上げます。 勉強 「勉強」の読み方 べんきょう 「勉強」の意味 ①精を出…
「日本語探訪(番外)」では、元教員として気になっていることのいくつかを「教育のことば」として取り上げます。 今回は、「施行」です。 施行 「施行」の読み方 しこう 「施行」の意味 法令の効力を現実に発生させること。法律は特に規定がなければ公布後…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第63回(最終回)は「臨機応変」です。 臨機応変 「臨機応変」の読み方 りんきおうへん 「臨機応変」の意味 機に臨み変に応じて適宜な手段を施すこと。(広辞苑) 「臨機応変」の使い方 そんな漁師を臨機応変に見つけ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第62回は「粒々辛苦」です。 粒々辛苦 「粒々辛苦」の読み方 りゅうりゅうしんく 「粒々辛苦」の意味 米を作る農民の一粒一粒にかける苦労のひととおりでないこと。転じて、ある仕事の成就にこつこつと苦労を重ねて努…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第61回は「竜頭蛇尾」です。 竜頭蛇尾 「竜頭蛇尾」の読み方 りゅうとうだび 「竜頭蛇尾」の意味 (頭は竜で尾は蛇の意)最初のすばらしい勢いが最後は全くなくなること。出だしはすばらしいが、終りはつまらないこと…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第60回は「羊頭狗肉」です。 羊頭狗肉 「羊頭狗肉」の読み方 ようとうくにく 「羊頭狗肉」の意味 見かけが立派で実質がこれに伴わないこと。羊頭を懸(かか)げて狗肉を売る。(広辞苑) 「羊頭狗肉」の使い方 羊頭狗…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第59回は「有名無実」です。 有名無実 「有名無実」の読み方 ゆうめいむじつ 「有名無実」の意味 名ばかりで、実質の伴わないこと。評判と実際とが違っていること。名ありて実なし。(広辞苑) 「有名無実」の使い方 …
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第58回は「明鏡止水」です。 明鏡止水 「明鏡止水」の読み方 めいきょうしすい 「明鏡止水」の意味 (くもりのない鏡と静かな水との意から)邪念がなく、静かに澄んだ心境。(広辞苑) 「明鏡止水」の使い方 狙いが定…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第57回は「満を持す」です。 満を持す 「満を持す」の読み方 まんをじす 「満を持す」の意味 ①弓を十分に引いてそのまま構える。②準備を十分にして機会を待つ。(広辞苑) 「満を持す」の使い方 毛利秀元軍、吉川広家…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第56回は「覆水盆に返らず」です。 覆水盆に返らず 「覆水盆に返らず」の読み方 ふくすいぼんにかえらず 「覆水盆に返らず」の意味 ①いったん離別した夫婦の仲は元通りにならないことにいう。②転じて、一度してしまっ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第55回は「百発百中」です。 百発百中 「百発百中」の読み方 ひゃっぱつひゃくちゅう 「百発百中」の意味 ①矢や弾丸が放つごとにすべて命中すること。②転じて、計画・考案・予想などの、すべて適当で時宜にあたること…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第54回は「馬耳東風」です。 馬耳東風 「馬耳東風」の読み方 ばじとうふう 「馬耳東風」の意味 人の意見や批評などを、心に留めずに聞き流すこと。馬の耳に風。(広辞苑) 「馬耳東風」の使い方 自分は、どういうもの…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第53回は「南船北馬」です。 南船北馬 「南船北馬」の読み方 なんせんほくば 「南船北馬」の意味 絶えず各地にせわしく旅行すること。東奔西走。(広辞苑) 「南船北馬」の使い方 先考の深く中華の文物を憬慕(けいぼ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第52回は「天高く馬肥ゆる秋」です。 天高く馬肥ゆる秋 「天高く馬肥ゆる秋」の読み方 てんたかくうまこゆるあき 「天高く馬肥ゆる秋」の意味 秋は空が澄み渡って高く晴れ、馬は肥えてたくましくなるという意で、秋の…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第51回は「天衣無縫」です。 天衣無縫 「天衣無縫」の読み方 てんいむほう 「天衣無縫」の意味 詩歌などに、技巧をこらしたあとがなく、いかにも自然で完美であるさまの形容。また、人柄が天真爛漫でかざりけのないさ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第50回は「朝令暮改」です。 朝令暮改 「朝令暮改」の読み方 ちょうれいぼかい 「朝令暮改」の意味 朝に政令を下して夕方それを改めかえること。命令や方針がたえず改められてあてにならないこと。朝改暮変。(広辞苑…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第49回は「竹馬の友」です。 竹馬の友 「竹馬の友」の読み方 ちくばのとも 「竹馬の友」の意味 ともに竹馬に乗って遊んだ幼い時の友。おさなともだち。(広辞苑) 「竹馬の友」の使い方 メロスには竹馬の友があった。…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第48回は「単刀直入」です。 単刀直入 「単刀直入」の読み方 たんとうちょくにゅう 「単刀直入」の意味 ①ただ一人で敵陣に斬りこむこと。②余談・前置きをぬきにして、直接に問題の要点に入ること。(広辞苑) 「単刀…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第47回は「断腸の思い」です。 断腸の思い 「断腸の思い」の読み方 だんちょうのおもい 「断腸の思い」の意味 腸がちぎれるほどの悲しみ(広辞苑) 「断腸の思い」の使い方 少しく仔細を知れる者は中将の暗涙を帯びて…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第46回は「大同小異」です。 大同小異 「大同小異」の読み方 だいどうしょうい 「大同小異」の意味 大体は同様であるが、小部分だけが異なっていること。大変似ていること。似たりよったり。(広辞苑) 「大同小異」…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第45回は「大器晩成」です。 大器晩成 「大器晩成」の読み方 たいきばんせい 「大器晩成」の意味 鐘や鼎かなえのような大きな器は簡単にはできあがらない。人も、大人物は才能の表れるのはおそいが、徐々に大成するも…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第44回は「切磋琢磨」です。 切磋琢磨 「切磋琢磨」の読み方 せっさたくま 「切磋琢磨」の意味 玉・石などを切りみがくように、道徳・学問に勉め励んでやまないこと。また、仲間どうし互いに励まし合って学徳をみがく…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第43回は「杜撰」です。 杜撰 「杜撰」の読み方 ずさん 「杜撰」の意味 ①著作で、典拠などが不確かで、いい加減なこと。②物事の仕方がぞんざいで、手落ちが多いこと(広辞苑) 「杜撰」の使い方 神経質でありながら、…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第42回は「食指が動く」です。 食指が動く 「食指が動く」の読み方 しょくしがうごく 「食指が動く」の意味 食欲が起こる。転じて、物事を求める心が起こる。(広辞苑) 「食指が動く」の使い方 原は貧乏士族の娘で堅…