教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

閑話休題

ぶらり中山道⑭ 関ヶ原宿~垂井宿

今回は柏原宿から垂井宿まで歩いた2025年5月14日のたびの関ヶ原宿~垂井宿 (1里14町 5.7km)部分。 関ヶ原と言えば、やっぱり関ヶ原の戦いである。 中山道を歩いていると、「○○陣地跡」という案内がいくつも出てくる。街道から離れているもの…

ぶらり中山道⑬ 今須宿~関ヶ原宿

今回は柏原宿から垂井宿まで歩いた2025年5月14日のたびの今須宿~関ヶ原宿 (1里 4.1km)部分。 今須宿の少し先に、江戸日本橋から114里目の今須の一里塚がある。国道敷設で撤去されたものを本来の位置より東側に復元している。 少しばかり国…

ぶらり中山道⑫ 柏原宿~今須宿

米原を拠点にしての1泊2日のたびの第2日は、柏原宿から垂井宿までの13.1kmを歩く。2025年5月14日。 柏原宿~今須宿 1里(3.3km) 今須宿~関ヶ原宿 1里(4.1km) 関ヶ原宿~垂井宿 1里14町(5.7km) 今回は柏原宿~今須宿部分。…

ぶらり中山道⑪ 醒井宿~柏原宿

今回は鳥居本宿から柏原宿まで歩いた2025年5月13日のたびの醒井宿~柏原宿 (1里半 6.0km)部分。 米原市梓区に松並木が保存されている。 柏原宿の西口辺りには楓並木があった。 西見付跡に「九里半街道」の説明板があった。 「中山道関ヶ原宿と…

ぶらり中山道⑩ 馬場宿~醒井宿

今回は鳥居本宿から柏原宿まで歩いた2025年5月13日のたびの馬場宿~醒井宿 (1里 3.9km)部分。 広重画「醒ヶ井」 茅葺屋根が続くのは、醒井宿の西口に建てられた六軒茶屋。宿へ向かう大名行列の最後尾をやり過ごし、農夫が高台で休んでいる。奥…

ぶらり中山道⑨ 鳥居本宿~馬場宿

米原を拠点にしての1泊2日のたびの第1日は、鳥居本宿から柏原宿までの15kmを歩く。2025年5月13日。 鳥居本宿~馬場宿 1里1町(5.1km) 馬場宿~醒井宿 1里(3.9km) 醒井宿~柏原宿 1里半(6.0km) 今回は鳥居本宿~馬場宿部分。 …

ぶらり中山道⑧ 高宮宿~鳥居本宿

今回は豊郷から鳥居本宿まで歩いた2025年5月1日のたびの高宮宿~鳥居本宿部分。 高宮宿を出て芹川の手前に、「床の山碑」があり、芭蕉の句が刻まれている。 「ひるがおに 昼寝せうもの 床の山」 それにしても、芭蕉の句碑が多い。滋賀県内に93もの芭…

ぶらり中山道⑦ 愛知川宿~高宮宿

愛知川宿から高宮宿までは2里(8km)ある。その先、高宮宿から鳥居本宿までは1里半(5.7km)ある。愛知川宿から3㌔ほど先の豊郷までは前回歩いたので、今回は豊郷から先の11㌔ほどを歩く。2025年5月1日。 愛知川宿~高宮宿 豊郷というところ…

ぶらり中山道⑥ 武佐宿~愛知川宿

武佐宿から愛知川宿までは2里半(11.1km)ある。今回は近江鉄道の武佐駅を起点とし、愛知川宿から3㌔ほど高宮宿に向かって進み、豊郷駅まで歩く。2025年4月23日。 武佐宿の街並み。 近江商人発祥の地である五個荘に「観音正寺道標」がある。 観…

ぶらり中山道⑤ 守山宿~武佐宿

守山宿から武佐宿までは3里半(15.9km)ある。守山宿から3㌔ほど先の野洲までは前回歩いたので、今回は野洲から先の13㌔ほどを歩く。2025年4月17日。 野洲川の河川敷から三上山がきれいに見える。 三上山は標高432mの低山ではあるが、周…

ぶらり中山道④ 草津宿~守山宿

アラ古希という年齢やら中山道までのアプローチの遠さやら諸々考えるに、1日の街道部分の歩行距離は前回の15㌔くらいを上限にするのが良さそうだ(多くの人は1日20㌔を目安にされているようだ)。 草津宿から守山宿は1里半(5.4km)で、守山宿から…

ぶらり中山道③ 大津宿~草津宿

「ぶらり中山道」の第2回は、大津宿から草津宿までの3里半6町(15.1km)を歩く。2025年3月21日。 前回の教訓。昼食のおにぎりやパンは駅近のコンビニでさっさと購入すべし。 教訓、その2。 交差点では狭い方の道を進め。 中山道(東海道)を…

法隆寺五重塔を作る④ 五重塔のたたずまい

完成した法隆寺五重塔構造模型を自然の中に置いてみた。

法隆寺五重塔を作る③ 屋根をつくる

法隆寺五重塔の1層から5層までの屋根をつくる。 図面がないので、正確な寸法が分からない。屋根の大きさは、模型に付いていた台形の型紙を元に計算した。屋根の傾きは、ネットで見つけた断面図を参考にした。 桁に隅木を乗せて屋根の傾きを決める。4本を…

ぶらり中山道② 京~大津宿

京三条大橋と大津宿間の距離は、江戸時代に調査された「宿村大概帳」によると3里。実測で10.7km。(以後、宿場間の距離はこの2通りの数値を使う。) 三条大橋を渡った道は、東山三条通を蹴上へと東進する。 蹴上への道の中ほどに「粟田口碑」がある。…

法隆寺五重塔を作る② 裳階をつくる

裳階(もこし)とは、 仏堂・仏塔などの軒下壁面に取り付けた 庇 (ひさし) 状の構造物のことをいう。 「裳」は、古代、腰から下にまとった衣服の総称で、「したばかま」ともいう。「階」は多層の建物の一つの層のこと。五重塔にとって裳階は「したばかま」…

法隆寺五重塔を作る①

2年前に法隆寺五重塔の模型を作った。 ウッディジョーという会社が販売している75分の1スケールのキットで、29,000円(税込31,900円)もする本格的なものだ。ちょっと無理をして購入することにした。もともとは冬場の暇つぶしでやることにしたのだけれど…

ぶらり中山道① 京三条大橋

2024年11月、久しぶりに放送された「ブラタモリ」は「東海道五十七次」がテーマで、タモリさんは「東海道五十三次」と「東海道五十七次」が分かれる三叉路「大津追分」に立っていた。 東海道が「五十七次」あったなんて知らなかったし、そこに立ってみ…

退職10年に想う

退職して10年が過ぎた。 仕事を辞めると、当然のことながら家にいる時間が増える。 10年は長いようで、過ぎてみると案外早かった。そして、時間を持て余すこともなかった。 退職によって収入は大きく減る。年金受給が始まっても、現役時代の金額には遠く…

新米と新米教師

2023年9月28日。新聞のテレビ番組欄に「新米の季節」の文字を発見。 今ごろ新採ってどこの会社?と思いきや、とんだ勘違い。 お米の話だった。 いや、それにしても…。 新しく採れたお米が「新米」で、新しく入った社員も「新米」。 なんで同じ? 同じだけど…

憲法9条は死んだ?

2023年5月3日。 きょうは、76回目の憲法記念日です。 「憲法9条は死んだ」 2023年4月14日の「朝日新聞」に掲載されたインタビュー記事の見出しです。 「憲法9条は死んだ」と語るのは、小泉内閣で内閣法制局長官を務めた阪田雅裕さん。 記事の一部…

退職後を生きる(その15) 野あそび(写真)

野あそび(写真) 無趣味だった私にとって、唯一若い頃から続いていたのが写真を撮ることでした。 10代の頃から今日まで手にしたカメラは10指に余ります。 撮りためたネガやスライドはすべて保管しています。とは言っても、フィルム代や現像代の問題がありま…

退職後を生きる(その14) 野あそび(ウォーキング)

野あそび(ウォーキング) 幼いころ、自宅から見える山の向こうは異界だと思っていました。 長じるにつれ世界が広がり、山の向こうにも同じような人社会があることを知りました。 山のこちら側の人社会と向こう側の人社会は、車が通る迂回道路でつながってい…

退職後を生きる(その13) 革あそび(レザークラフト)

革あそび(レザークラフト) 退職後の人生というのは、まさに風まかせ。 自分がレザークラフトに没頭するする姿など、想像したこともありませんでした。 2019年1月のことです。 正月のころに、通信講座のCMやチラシがよくあります。 その1つに長財布の製…

退職後を生きる(その12) 字あそび(ナンプレ) 

字あそび(ナンプレ) 2020年の暮れ、たまたま入った書店でたまたま手に取ったのが『脳活ナンプレドリルエブリデイ』という1冊でした。 「脳活」の引力に弱い「お年ごろ」のようです。 これが私とナンプレの出あいで、それまでは見たことはありましたが解い…

退職後を生きる(その11) 字あそび(天声人語)

字あそび(天声人語) 仕事を辞めると、文章を書く機会がめっきり減ります。 老化防止の意味合いも含めて、退職の翌年から新聞コラムの書き写しを始めました。 朝日新聞に限らず、新聞各社の1面コラムは時事問題を取り上げます。社会に関心を持ち続けるパイ…

退職後を生きる(その10) コーヒーを淹れる

コーヒーを淹れる 朝のコーヒーは、40年以上変わることなくコーヒーメーカーを使っています。それも決まってU社のコーヒー粉です。こつこつポイントを集めて、ついにコーヒーメーカーそのものを貰ってしまいました。 退職したら、ハンドドリップでコーヒー…

退職後を生きる(その9) 木あそび(スピーカー)

木あそび(スピーカー) 学生時代、その頃はまだ珍しかったホームセンターで材料を買って、安いスピーカーを作ったことがありました。 出来映えも音もそれなりのもので、実際に使っていたのはDIATONE DS-25B ¥28,000(1台、1976年発売)というコスパの高い…

退職後を生きる(その8) 木あそび(組み木) 

木あそび(組み木) 木工関係のウェブサイトを見ていて、あるとき、「組み木」というものに出会いました。 それまで興味も関心もなかった世界です。 でも面白そうだし、やりがいがありそうです。 製作には電動糸鋸が要ります。 糸鋸はほしいと思っていた工具…

退職後を生きる(その7) 木あそび(木工)

木あそび(木工) 仕事を辞めて最初に手を出したのは、木工でした。 それは趣味としてではなく、毎日の生活を便利で快適なものにするためでした。棚や台の類いをいくつも作りました。 まあそれなりのものはできたのですが、のこぎりで真っ直ぐに切るというの…