4月4日
地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー
地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デーは、国連が定める国際デーの1つ。
対人地雷への理解と関心を深めること、地雷除去の支援を呼びかけるために2006年に制定されました。国際地雷デーとも称されます。
この国際デーは、オタワ条約未加盟国に向けて定められた日でもあります。
通称「オタワ条約」の正式名称は、「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」(発効 1999年3月1日)と言います。2021年4月4日現在、加盟 164ヵ国、署名済・未批准 1ヵ国(マーシャル諸島)、未署名 32ヵ国ですが、未署名には世界有数の保有国・輸出国で安全保障理事会常任理事国のアメリカ合衆国、ロシア、中華人民共和国や、軍事的緊張の高いインドとパキスタン、朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国、イスラエルとエジプト・イラン・シリア・サウジアラビアなどの中東諸国が含まれています。
世界の対人地雷の推定数は、条約が発効した1999年の約1億6000万個から、2017年には約5,000万個まで減少しました。しかし課題として、大国の不参加、条約に縛られない非国家勢力による地雷の使用、即席爆発装置(IED)による被害の急増、国際社会の支援低下などが挙げられています。
(この記事は「Wikipedia」の情報をもとに作成しています)
お薦めの絵本
『サニーのおねがい 地雷ではなく花をください』(柳瀬房子 自由国民社 1996/9/1)
『続・地雷ではなく花をください―サニー カンボジアへ』(柳瀬房子 自由国民社 1997/7/1)
『続々・地雷ではなく花をください―サニー ボスニア・ヘルツェゴビナへ』(柳瀬房子 自由国民社 1998/9/1)