4月1日 新学年
4月1日は、学年度始めの日です。
4月1日から翌年の3月31日を「年度」として括ります。
元々日本では、特に入学の時期は定められておらず、年中入学可となっているのが普通でした。
1886(明治19)年10月に、高等師範学校が学年暦を4月4日からと定め、1888(明治21)年から全国一斉にこれにならうようになりました。
ただし、大学や高等学校では欧米の習慣に合わせて9月に新学期を始めていました。
4月1日生まれの人は、前年度の3月生まれの人と一緒に入学することになります。これは、学校教育法で保護者は、「子女の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初から(中略)就学させる義務を負う。」と規定しているためです。「年齢計算ニ関スル法律」では「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」であるとし、「民法」第143条では年を単位として期間を定めた場合には、「起算日の応当日の前日に期間が満了する」こととしています。つまり、4月1日に生まれた人は、その6年後の3月31日をもって五歳の期間が満了することになり、その翌日の4月1日に始まる学年から小学校に入学するわけです。
(この記事は「こよみのページ」の情報をもとに作成しています)