世界の法の日
1965(昭和40)年の9月13日から20日までアメリカ・ワシントンで「法による世界平和第2回世界会議」が開催され、9月13日を「世界の法の日」とすることが宣言されました。
「世界の法の日」が提唱されたのは、1961(昭和36)年に東京で開催された「法による世界平和に関するアジア会議」です。
2年後の1963(昭和38)年の「法による世界平和第1回世界会議」で可決され、1965(昭和40)年の「法による世界平和第2回世界会議」で宣言されました。
法の支配を国際社会で確立し、世界平和を実現することを目的としています。
もっとも1965年当時は東西冷戦のまっただ中です。「東側」諸国は参加していません。
同様に、「東側」が設立した世界平和評議会が核兵器の使用禁止を求める「ストックホルム・アピール」などを、「西側」は無視しています。
それから半世紀以上が経ちます。
たとえば、ロシアによるウクライナ侵攻。核兵器禁止条約。日中関係に日韓関係。
「法による世界平和」は今なお遠い「理想郷」のままです。そんな世界の現実を再確認することから始めるしかありません。