バーコードの日
1949(昭和24)年、米ドレクセル大学の大学院生であった、バーナード・シルバーとノーマン・ジョセフ・ウッドランドがバーコードを発明し1952(昭和27)年10月7日に特許を取得しました。
1967(昭和42)年、アメリカの食品チェーン店が、レジスターの行列を解消させる方策として実用化しました。
日本でバーコードが普及するのは1980年代に入ってからでした。
一般的なバーコードの仕組みについて、「GS1 Japan」のHPより引用して紹介します。
GTIN(ジーティン)(JAN(ジャン)コード)とは
GTIN(Global Trade Item Number)は、「どの事業者の、どの商品か」を表す国際標準の商品識別コードです。日本国内においては、JANコード(Japanese Article Number)とも呼ばれています。
GTIN(JANコード)は、商品のブランドを持つ日本の事業者(商品の主体的な供給者)が 、GS1 Japan から貸与されたGS1事業者コードを用いて、商品ごとに設定します。
通常、バーコードリーダーで読み取れるように、JANシンボルというバーコードシンボルによって商品パッケージに表示されます。
GTIN(JANコード)とJANシンボルは国際標準の仕組みであり、多くの国で使用されています。GTIN(JANコード)の体系
GTIN(JANコード)には、主に商品(単品)を識別する13桁のGTIN(JANコード)標準タイプと8桁のGTIN(JANコード)短縮タイプがあります。
GTIN(JANコード)標準タイプは、①GS1事業者コード(9桁、10桁または7桁)、②商品アイテムコード(3桁、2桁または5桁)、③チェックデジット(1桁)で構成されています。
GTIN(JANコード)短縮タイプは、GTIN-8ワンオフキーと、短縮タイプのGS1事業者コード(6桁)により設定するタイプの2種類があります。(引用者注:最初の2桁「45」「49」は日本の国区分コードです。)
バーコードは「一次元コード」です。
現在では、より多くの情報を表示できる「二次元コード」が多用されています。
「二次元コード」の代表的なものがQRコードです。
QRコード(キューアールコード)は、1994(平成6)年に自動車部品メーカーであるデンソー(愛知県)の開発部門(現在は分社化してデンソーウェーブ)が発明しました。
QRコードは、縦・横両方でデータを表現しているので、バーコードと同じ情報量であれば、10分の1程度の大きさで表示できます。
QRコードの容量
数字のみ 最大7,089文字
英数 (US-ASCII) 最大4,296文字
バイナリ(8ビット) 最大2,953バイト
漢字・かな (Shift_JIS) 最大1,817文字
最大容量は、バージョンを最大 (40)、誤り訂正レベルを最低 (L) にした場合の値。