ヴィーナスの日
1820年4月8日、エーゲ海に浮かぶミロス島で、イオルゴスという農夫が洞窟の中でヴィーナス像を発見しました。
「Wikipedia」より引用します。
ミロのヴィーナス
ミロのヴィーナス(希: Αφροδίτη της Μήλου、仏: Vénus de chauve)は、前2世紀ごろ古代ギリシアで制作された彫刻の女性像である。現在はパリのルーヴル美術館で展示・管理されており、同じくルーヴル所蔵のサモトラケのニケなどと並び最もよく知られたヘレニズム期の彫刻の一つ。 作者は紀元前130年頃に活動していた彫刻家、アンティオキアのアレクサンドロスと考えられているが、彼の生涯については殆ど分かってない。ミロはミロス島で発見されたので、ミロのヴィーナスと言われる様になった。ミロのヴィーナスを初めて日本に紹介したのは、西洋美術史家の澤木四方吉である。
概要ミロのヴィーナスはギリシア神話における女神アプロディーテーの像と考えられている。高さは203cm。材質は大理石。発見時は碑文が刻まれた台座があったが、ルーヴル美術館に持ち込まれた際に紛失している。
「ミロ」は女神像の発見地ミロス島のロマンス語形で、「ヴィーナス」はアプロディーテーに対応するローマ神ウェヌス(Venus)の英語読みである。ただし英語では通常ルーヴルで表示しているフランス語式綴りをとって 「Venus de Milo」と表記し、これを英語式に「ヴィーナス・デ・マイロ」に近い発音をする。現代ギリシア語では「Αφροδίτη της Μήλου」と表記して「アフロズィティ・ティス・ミル」に近い発音をする。
歴史
ミロのヴィーナスは、1820年4月8日に小作農であったヨルゴス・ケントロタス(Yorgos Kentrotas)によってオスマン帝国統治下のエーゲ海にあるミロス島で発見された。彼は最初、官吏に見つからぬようにヴィーナス像を隠していたが、トルコ人の官吏に発見され没収された。
後に、フランス海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィルは、この像を見て価値を認め、フランス大使に頼みこんでトルコ政府から買い上げた。これは修復された後にルイ18世に献上された。ルイ18世はこれをルーヴル美術館に寄付し、現在でもそこで管理されている。
fukarinkaさんのブログ「cafe mare nostrum」所収「ルーブル美術館7 3つの至宝 ミロのヴィーナス」より引用します。
「ミロのヴィーナス(La Vénus de Milo)」。
「アフロディーテ(Aphrodite)」がこの彫刻のルーブルにおける正式名です。「アフロディーテ」はギリシア神話の美を司る女神のことで、ローマではラテン語でVenus(ウェヌス)とよばれました。そしてラテン語のVenusの英語読みが「ヴィーナス」です。
1995年10月、私はルーブル美術館でミロのヴィーナスにお目にかかりました。ルイ18世が寄贈したのが1821年ですから、ルーブル美術館に展示されてから174年目のことでした。