2年「たんぽぽ」「たんぽぽのちえ」4月6日提言
4月6日は、多くの地域で新年度の始業式が行われる日です。
つまり、担任の先生と子どもたちの出会いの日、新しいクラスの「学級開き」の日です。
できるだけ早い機会に、子どもたちを連れて春の野に散歩に出かけましょう。
あなたの学校の近くにタンポポは咲いていますか?
「たんぽぽ」は東京書籍の2年生教材で、「たんぽぽのちえ」は光村図書の2年生教材です。
指導時期は5月中旬あたりでしょうか。その時期、あなたの地域ではタンポポの花や綿毛を見ることができるでしょうか。時すでに遅し、と思しき方は、花のあるうちに出会っておきましょう。
遊びのなかで発見を。
目のつけどころは、花の様子と茎の長さ、天候による花の様子の違い。綿毛は息を吹きかけて飛ばしてみましょう。
昔、タンポポの花を撮って学級目標に使わせてもらったことがあります。
1つの花だと思っていたものが…
じつは、小さな花たちの集まりでした。
1つの花としてしっかりと生きる、個の集合体として花を形づくるーーそんなクラスづくりのイメージです。
そのときのキャッチコピーが「一人ひとりが花 集まればタンポポ」。そこに具体的な下位目標がついています。
さて、「たんぽぽ」と「たんぽぽのちえ」は題名が示すように、執筆のポイント(視点)が違います。
教材文は地域の教科書展示場で閲覧できます(教材用にコピーをいただければさらに良し)。是非、読み比べてください。教材理解が深まります。できれば子どもたちと散歩に出る前に。
読み比べは、高学年の教材としても使えます。2つの文章を読んで、筆者の意図やタイトルについて交流します。1時間あれば実践できますし、1時間分以上の「実」がありますよ。