教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

アルプスの山たちを訪ねて 1-3

7月2日(その2)

 

ラウターブルンネンはユングフラウの懐にあり、氷河に削られてできたU字谷の断崖に挟まれた標高は797mの小さな村です。

高さ約300mの断崖からシュタウプバッハの滝が落ちている。電車の時間待ちの時間を利用して、近くまで見に行きました。

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シュタウプバッハの滝

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瀑布をアップで


駅前の小さなスーパーで、日本でもお馴染みのエヴィアンが1本0.8スイスフラン(約110円)で売ってありました。やっと普通の値段で水が手に入ったわけです。

6本セットを4.8フランで買いました。セットだからと言って値引きしないところが、日本とはちょっと違います。

 

 

16時過ぎ、ヴェンゲルアルプ鉄道の登山電車が走り出しました。アナウンスも何もなく、突然ドアが閉まり、突然走り出します。


駅を出てすぐに、シュタウプバッハの滝と教会がセットで撮れるポイントが一瞬だけあります。ミーハーっぽいが、撮っておきました。

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シュタウプバッハの滝と村の教会

 

電車は、797mのラウターブルンネンと2061mのクライネ・シャイデックの標高差1264mを、50分ほどかけて登っていきます。


プチブル”効果と言うべきでしょうか。私たち9人のために十分すぎる座席がリザーブされていて、おかげで、右に左に前に後ろにとカメラ片手に動き回れました。

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車窓から雪を冠した山がいくつも見える

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緑の中を電車が下りてくる

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擦れ違いの瞬間、身を乗り出した人を避けたら、カメラが傾いた

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やがて、ユングフラウの雄姿が大きく迫ってきた

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反対側の車窓からは、アイガーが見えてきた

 

17時前、電車はクライネ・シャイデック駅に着きました。

2061mの高所も、陽射しが暑いです。


駅舎のすぐ右奥に、ホテルベルビュー・デザルプが建っています。

クライネ・シャイデックに唯一のホテルらしいホテルでです。ホテルベルビューの完成は1864年で、今から150年前、日本では江戸時代が終わろうとしている頃です。1896年には右横にホテルデザルプが完成し、その後1914年にベルビューに売却されました。その後、1947年に改築されて、現在に至っています。歴史的建築物になっているそうで、決して今風の快適さはないが重厚さを感じます。

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電車到着直前、駅舎と右に宿泊ホテルが見える

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ホテルベルビュー・デザルプには150年の歴史

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ホテルはアイガー北壁を背に建っている

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部屋からアイガーが見える、絶好のロケーション