教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

アルプスの山たちを訪ねて 2-5

7月5日(その1)

 

 

天気はどうだろう。雲は出ていないだろうか。--5時前に起きました。窓の外は晴れています。

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5時04分、ブライトホルンの上空に月が出ていた

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夜明け前のブライトホルン

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ゴルナーグラート駅とマッターホルンも未だ静寂の刻

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5時27分、マッターホルンが少しずつ明けていく

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ホテルの部屋からマッターホルンが見える

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5時38分


早速、窓越しにシャッターを切り、5時45分過ぎに表に出ました。朝の冷気が心地よいです。ホテルの裏というのがゴルナーグラート山の山頂(3130m)で、そこに登れば360度の展望が開けます。そこで、日の出を待ちました。


5時54分、マッターホルンの先端に朝陽が当たり始め、それからおよそ30分間とびきりの「モルゲンロート劇場」を堪能しました。

ヴァリスアルプス36峰が見えるとガイドブックなどには書かれています。数は定かでありませんが、360度何れの方角を見渡しても、4000m級の峰が見えます。それも朝の澄んだ空気と斜光の中だから、写真を撮るには申し分ありません。この日の朝だけで、実に200枚以上も撮りました。

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5時54分、マッターホルンの先端に朝陽が当たり始める

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モルゲンロートのドラマが始まる

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マッターホルン頭部がモルゲンロートに染まる

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神々しくさえある山姿に心震える

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これを見たくて、このツアーに来たようなものだ

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6時00分、陽射しが中腹まで下りてくる

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光と陰のコントラストが山の厚みをつくっていく

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朱からオレンジに色合いが変わってきた

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リスカムの山頂に朝陽が届いた

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モンテ・ローザの頂上が輝き出す

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リスカムからポリュックス、カストールに朝陽が伸びる

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ブライトホルンにも朝の光

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ゴルナーグラート山の頂上からホテル越しにマッターホルンを望む。

正面の山はダン・ブランシュ(4357m)

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ブライトホルン上空には月が残っていた

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頂上に立つとモンテ・ローザとゴルナー氷河の始まりが見える

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ゴルナー氷河の流れ出し部分

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モンテ・ローザから左にのびる稜線。

マッターホルンとは反対側に見える山たちだ

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東の空が朝陽に染まる。

ロープウェイ駅の向こうに見えるのはリンプフィシュホルン。

1つ上の写真の同位置、右の山はシュトラールホルン(4190m)のようだ

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リンプフィシュホルン(4199m)

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リンプフィシュホルンの左にアラリンホルン(4027m)

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上の写真からさらに左の稜線。

右から2つ目の山がヴァイスホルン(4505m)、

中央の山がツィナールロートホルン(4221m)、

少し離れてオーバー・ガーベルホルン(4063m)、

左端がダン・ブランシュ(4357m)。

ここからやや離れた左にマッターホルンがある。

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ヴァイスホルン(4505m)とツィナールロートホルン(4221m)の間にある

シャリホルンだって3974mの高山だ

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6時05分、陽射しがマッターホルンの裾を照らすようになった

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ゴルナーグラート展望台とマッターホルン

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山裾の雪が赤く染まっている

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マッターホルン全山がモルゲンロートに包まれる

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ゴルナー氷河上空に飛行機雲ができていく

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モンテ・ローザの雪の断面を朝陽が染める

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オレンジ色の陰影がブライトホルンを浮かび上がらせる

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朝陽の中に月はまだその影を残していた

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ヴァイスホルン(4505m)は、モンテ・ローザ、ドム、リスカムに次いで

スイスで4番目に高い山だ

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ツィナールロートホルン(4221m)が朝の斜光できれいな三角錐を形作った

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オーバー・ガーベルホルン(4063m)も朝陽に染まっている

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ヴァイスホルンの上空を飛行機が飛んでいく

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6時20分、朝陽がマッターホルンのなだらかな所にも届くようになり、

雪が茜に染まっている

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マッターホルンのモルゲンロートは今最高潮に

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マッターホルンからブライトホルン方向に延びる稜線、

正面がテオドール氷河

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オーバー・ガーベルホルンの周辺も氷河に覆われている

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6時45分、マッターホルンを包む陽光は昼間のものに変わった

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マッターホルンの頭部が背後の山肌に大きな影をつくっていた

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マッターホルン山頂部

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150年前の7月14日、

イギリス人のエドワード・ウィンパーがこの頂に初めて立った

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各所のロープウェイ乗り場が見える-1

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各所のロープウェイ乗り場が見える-2

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各所のロープウェイ乗り場が見える-3

 

7時から朝食を摂りました。

少し離れたテーブルに二人の日本人女性が座っていました。ああ、あの人たちだなとすぐに分かりました。


話は昨日に戻ります。

私たちの列車が立ち往生していた頃、1時間後の氷河特急に彼女たちは乗っていました。添乗員のOさんがあちこちに連絡をとっておられた中で、その情報を得ました。私たちはOさんの機転と折衝力で何とか事なきを得ましたが、彼女たちの語学力では事態を打開する術がなかったようです。結局、ホテルに電話してきたのをOさんに取り継いでもらい、点検用の作業列車に乗車させてもらうことで、遅くにホテルに辿り着いたという次第です。