7月7日(その1)
ツェルマット最後の朝を迎えました。
今日も晴れています。
6時30分頃から散歩に出ました。
ホテルの庭を抜けて扉を開けると、ゴルナーグラート駅のホームに通じる近道がありました。線路を横切って通りに出ると、そのままマッター・フィスパ川の畔に出ることができました。そこからマッターホルンの頂を眺めつつ、川縁の道を歩きました。相変わらずの激流は怖いほどですが、この景色の中なら毎日でも散歩したいです。
日本人がよく写真を撮りに訪れる橋を渡り、教会の所まで来るとあとは昨日のハイキング帰りの道です。
小さな村ですから、地理を呑み込むのも至って簡単です。
教会の前がキルヒ広場で、ここが村の中心。それと気づかなかったのですが、教会の隣が村役場です。広場にはマーモットの泉があり、5つ星ホテル「ツェルマッターホフ」がデンと構えています。
そこから駅に向かってメインストリートのバーンホフ通りがあり、道の両側にレストランや土産店が並んでいます。
早朝の通りに人はなく、昼間は殆ど見かけない、荷物運搬用の電気トラックが忙しく走っています。
パン屋さんはさすがに朝が早く、灯りの見える店内でパンを並べている女性がウィンドウ越しに見えました。--7時30分からの私たちの朝食時間も近い。
マッターホルンを眺めて過ごす3泊4日が終わります。
4日間ともマッターホルンの頂を見ることができた幸運に感謝し、モンブラン地域へと移動します。
「アルプスの山たちを訪ねて 3」につづく