7月5日(その2)
9時31分のツェルマット行きに乗り、1駅先のローテンボーデンで降りました。
山を登るゴルナーグラート鉄道とマッターホルン。
車輌の先頭を上に辿り、緑色が途切れた辺りが明日のハイキングの出発点。
ぐるっと右に回り込んでから右下方向のツェルマットまで下る。
緑色のすぐ上に見えるグレーの帯は、かつて氷河が流れた痕跡のモレーン
ローテンボーデン(2815m)からもう1駅先のリッフェルベルク(2582m)まで、3kmあまりをハイキングします。
高嶺を見上げ、氷河を眺め、湖面に映る逆さマッターホルンにうっとりし、咲き競う花たちを愛で、さらにはマーモットに出会い、…のんびりハイキングは11時45分に目的地であるリッフェルブルクのレストランに到着しました。
ブライトホルンを背にしたハイキングコースの表示板までがカッコイイ。
ちなみに、標識が黄色一色だと初心者コース、
先端が白地に赤い線になっていたら経験者向けコース
ここからはモンテ・ローザ(4634m)が綺麗に見える
リッフェルゼーに向かって下りていくハイキングガイド(先頭)と
ツアーパーティーの7人
リッフェルゼー(2757m)は、逆さマッターホルンが映る湖として超人気のポイント。
晴れていてよかった、風がなくてよかった
リッフェルゼー(2757m)のすぐ下にあるのが
ウンター・リッフェルゼー(2740m、ウンターは「下」の意)。
リッフェルゼーも大して大きくはないが、こちらはさらに小さい
ウンター・リッフェルゼーに映る逆さマッターホルン 2
左から迫っているのはリッフェルホルン(2927m)の北壁
ウンター・リッフェルゼーに映る逆さマッターホルン 3
ハイカーの映り込みもまた絵になる
ツィナールロートホルン(4221m)からヴァイスホルン(4505m)
への稜線が見える
ハイキングコースから見える山並み。
中央がダン・ブランシュ(4357m)、
少し離れた右がオーバー・ガーベルホルン(4063m)、
一番右がツィナールロートホルン(4221m)
ハイキングコースから見える山並み。
右からリンプフィッシュホルン(4199m)、
白く雪を被ったアラリンホルン(4027m)、
丸みを帯びた山がアルプフーベル(4206m)、
その隣の双耳峰に見える右がテーシュホルン(4491m)で
左がドム(4545m)、
さらに左奥がスティックナーデルホルン(4241m)と
ホーベルクホルン(4219m)。
さりげなく、4000m超の山が7座も見えている
マーモットは巣穴で生活し、大きなファミリーを構成している。
今は冬眠に備えて一生懸命に食べ、まるまると太っている
昨日のツェルマットマラソンのゴールがここ。
ランナーは1000m近い標高差を駆け上がってきたことになる。
それでも物足りないランナーは、さらに上まで走ったそうだ。