教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

アルプスの山たちを訪ねて 2-10

7月6日(その1)

 

6時40分ごろ、ホテルから駅の周辺を歩いてみました。

ホテルの玄関先からは、マッターホルンが見えていました。

f:id:yosh-k:20210104104026j:plain

ホテルの庭

f:id:yosh-k:20210104104103j:plain

ホテルの玄関先からマッターホルンが見える

f:id:yosh-k:20210104104143j:plain

電気自動車のタクシー

f:id:yosh-k:20210104104205j:plain

トラックも電気自動車


 

乗り合いバス(これも当然電気自動車)で村の奥まで行き、ロープウェイでシュヴァルツゼー(2583m)まで上がりました。

f:id:yosh-k:20210104104347j:plain

バスを降りて、ロープウェイ乗り場に向かう。

村を南北に流れるマッターフィスパ川は、鉱物で白く濁った激流だ

f:id:yosh-k:20210104104418j:plain

マッターホルンの先端は雲の陰

f:id:yosh-k:20210104104445j:plain

ローブウェイから見えるツェルマットの村が小さくなっていく

f:id:yosh-k:20210104104516j:plain

正面にリスカム、下にはゴルナー氷河の流れてきた先が見えている

ここシュヴァルツゼー駅(2583m)から1620mのツェルマットをめざして、高低差963mを下る10kmあまりのハイキングが始まります。


シュヴァルツゼーはマッターホルンに最も近い展望台で、東壁と北壁の稜線の延長上から岩峰を見上げることになります。

f:id:yosh-k:20210104104554j:plain

シュヴァルツゼー駅とマッターホルン

ここはマッターホルンに最も近い展望台だ

ハイキングコースはマッターホルンの北麓に大きく回り込み、シュタッフェルのレストランの所でくの字に折れてツェルマットへ下っていきます。

f:id:yosh-k:20210104114219j:plain

ブライトホルンに向かって歩き出し、レストランの手前を右に折り返す。

高低差963mを下る10kmほどのロングハイキングコースの始まりだ

f:id:yosh-k:20210104114329j:plain

左下の黒い部分がシュヴァルツゼー(黒い湖)

f:id:yosh-k:20210104114357j:plain

マッターホルンのヘルンリ小屋(3260m)

f:id:yosh-k:20210104114439j:plain

シュヴァルツゼーへ下りていく。右の建物は礼拝堂

f:id:yosh-k:20210104114504j:plain

シュヴァルツゼーの湖面にブライトホルンが映る

f:id:yosh-k:20210104114538j:plain

リンプフィシュホルン(左4199m)とシュトラールホルン(右4190m)。

流れ出ている氷河はフィンデル氷河で、

ゴルナーグラートを中心に見るとゴルナー氷河と反対の谷になる

f:id:yosh-k:20210104115115j:plain

ツムット氷河とモレーン


コースを進むほどに東壁の面積は狭まり、次第に北壁が正面に見えるようになります。シュタッフェルからは、ほぼ北壁だけのマッターホルンが眺められます。

つまり、東壁と北壁の稜線がくっきりと浮かび上がるのですが、これがほぼ登山ルートです。イモトは凄い所を登ったものです。もっとも、イモトの場合、下りはヘリコプターを使ったそうですが…。と裏事情を知っても、べつにケチをつけるつもりはありません。登山家としては「落第」であったとしても、素人としてはスゴイ。

f:id:yosh-k:20210104115242j:plain

マッターホルン北壁側に回り込む

f:id:yosh-k:20210104115300j:plain

マッターホルン北壁側に回り込む

f:id:yosh-k:20210104115403j:plain

マッターホルン北壁側に回り込む

f:id:yosh-k:20210104115458j:plain

マッターホルン北壁の氷河

f:id:yosh-k:20210104115544j:plain

東壁の面積がウンと小さくなり、北壁が迫ってくるようになった

f:id:yosh-k:20210104115321j:plain

ツムット氷河

f:id:yosh-k:20210104123543j:plain

まるで日本庭園のようなハイキング道

f:id:yosh-k:20210104123625j:plain

北壁の下部に広がる「日本庭園」

f:id:yosh-k:20210104123654j:plain

マッターホルンはほぼ北壁だけになった

f:id:yosh-k:20210104123715j:plain

稜線が浮かび上がる。これがほぼ登山ルートだ

f:id:yosh-k:20210104123744j:plain

険しいマッターホルンも麓では優しい顔を見せる

f:id:yosh-k:20210104123813j:plain

沢沿いにアルペンローゼが咲いている

f:id:yosh-k:20210104124140j:plain

ハイキング道に牛が休んでいた

f:id:yosh-k:20210104124206j:plain

牛たちは皆、立派なカウベルをつけている

f:id:yosh-k:20210104124234j:plain

花盛りの牧草を食む牛

f:id:yosh-k:20210104124300j:plain

牛舎の屋根のスレート。

スレートは粘板岩の石材で、日本でイメージするものとは違う。

1軒分の屋根で1000万円ほどもかかるそうだ