教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

アルプスの山たちを訪ねて 3-5

7月8日(その3)

 

シャモニのレストランで昼食を摂り、13時40分ごろからは自由行動でした。

 

私たちは、Iさん夫妻とモンタンヴェールへ行くことにしました。


ソシュール広場からの通りの先にシャモニ・モン・ブラン駅があり、その裏にモンタンヴェール鉄道の駅舎があります。モンタンヴェール登山電車は、2008年に100周年を迎えた歴史ある登山電車です。

窓口でモンタンヴェールまでの往復切符を買い求め、14時発の赤い登山電車に乗り込みました。

f:id:yosh-k:20210107171220j:plain

シャモニ・モン・ブラン駅

f:id:yosh-k:20210107171253j:plain

モンタンヴェール鉄道のシャモニ・モン・ブラン駅。

モンタンヴェールまでの切符を買う。ここはユーロ

f:id:yosh-k:20210107171340j:plain

モンタンヴェール鉄道の赤い登山列車

 

登山電車は、高度を上げながら20分ほどでモンタンヴェール駅に着きました。

 

モンタンヴェール展望台は、標高1913mの位置にあります。

展望テラスの正面には、標高3754mのとんがった岩山 エギーユ・デュ・ドリュ(ドリュ針峰)が聳えています。そして足元には、メール・ドゥ・グラス氷河が見えます。

さらに、メール・ドゥ・グラス氷河の先にはグランドジョラス(4208m)を望むことができます。

グランドジョラス北壁は、世界三大北壁・欧州三大北壁・アルプス三大北壁の1つです。ちなみに、あとの2つはアイガー北壁とマッターホルン北壁です。

今回の旅でアイガーとマッターホルンの2つは間近に眺めてきましたから、ここでグランドジョラス北壁を見れば三大北壁「制覇」です。私たちが訪れたとき、グランドジョラスは雲の中でした。どれほど待ったでしょうか、ついに上空の雲が晴れ、その姿を見ることができました。

 

f:id:yosh-k:20210111111057j:plain

ひときわ鋭い針の山が見える

f:id:yosh-k:20210111111125j:plain

エギーユ・デュ・ドリュ(ドリュ針峰 3754m)

f:id:yosh-k:20210111111306j:plain

ドリュ針峰の左奥はヴェルト針峰(4122m)

f:id:yosh-k:20210111111349j:plain

ドリュ針峰の周りの雲が絶え間なく動いている

f:id:yosh-k:20210111111413j:plain

ドリュ針峰の周りの雲が絶え間なく動いている

f:id:yosh-k:20210111111454j:plain

ドリュ針峰の周りの雲が絶え間なく動いている

f:id:yosh-k:20210111111534j:plain

モンタンヴェール(1913m)から眺めるメール・ドゥ・グラス氷河

f:id:yosh-k:20210111111617j:plain

メール・ドゥ・グラス氷河は、

その美しさと氷の青さから“氷の海”と呼ばれている

f:id:yosh-k:20210111111659j:plain

奥の氷河はレショー氷河。

右の山の奥上方に今朝ほど上ったエルブロンネがあり、

モンブランがその右手にある

f:id:yosh-k:20210111111801j:plain

グランドジョラスにかかっていた雲が晴れてきた

f:id:yosh-k:20210111111830j:plain

グランドジョラス(4208m)

f:id:yosh-k:20210111111933j:plain

グランドジョラス北壁はアルプス3大北壁の1つ

 

 

モンタンヴェールは、氷河見学のスポットでもあります。

駅前からロープウェイで下り、途中から絶壁沿いの急な階段を下りていくとメール・ドゥ・グラス氷河に出ます。

氷河の真ん中にいくつかの穴が開けられていて、その1つが氷河見学トンネル「アイス・グロッテ」の入り口で、1つが出口になっています。

氷河の上は土を被っていますが、中は碧い氷の世界です。

 

f:id:yosh-k:20210111112327j:plain

メール・ドゥ・グラス氷河に掘られたトンネル「アイス・グロッテ」

f:id:yosh-k:20210111112243j:plain

展望台からロープウェイで途中まで下りる

f:id:yosh-k:20210111112523j:plain

岩肌に設けられたロープウェイ駅からは、スロープや階段が続いている

f:id:yosh-k:20210111112549j:plain

表面に土を被っているが、これが氷河

f:id:yosh-k:20210111112147j:plain

氷河に掘られたトンネル

f:id:yosh-k:20210111112644j:plain

氷河の割れ目から水が流れ落ちている

f:id:yosh-k:20210111112711j:plain

トンネルに入って、入り口を振り向く

f:id:yosh-k:20210111112740j:plain

氷河のトンネルを行く

f:id:yosh-k:20210111112953j:plain

出口が近づくと、幻想的な碧の世界が広がった

f:id:yosh-k:20210111113017j:plain

じつに綺麗なブルーだ

f:id:yosh-k:20210111113044j:plain

氷河の割れ目


 

最終日は夕食もフリーでした。

Iさん夫妻以外の7人は、待ち合わせて一緒に食事しました。

通りに面した軒先のテーブルでビールを飲み(ずっとこれをやりたいと思っていたんだけど、ついに実現)、水牛のふかふかチーズも食べました。

f:id:yosh-k:20210111113137j:plain

駅から広場に向かう通り、奥にサン・ミシェル教会が見える

f:id:yosh-k:20210111113206j:plain

教会の塔、国旗、そしてバルコニーの花。

そのすべてが絵になる

f:id:yosh-k:20210111113236j:plain

針峰群が青空を突き刺す

f:id:yosh-k:20210111113303j:plain

針峰群が青空を突き刺す

f:id:yosh-k:20210111113405j:plain

レモン入りコロナビール

f:id:yosh-k:20210111113448j:plain

水牛のチーズ


ホテルの部屋に戻り、夕方casinoで買っておいたビールを飲みました。

スイス旅行の余韻に浸るとまではいきませんが、この1週間があっと言う間に過ぎたと感じました。

それにしても、お目当ての名峰がすべて見られたことを幸せに思います。

f:id:yosh-k:20210111113530j:plain

フランスのスーパー「casino」…賭博場ではない

f:id:yosh-k:20210111113620j:plain

casinoで買ったビール