小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第24回は「柳の下にいつも泥鰌はいない」です。教科書の表記は、「やなぎの下にいつもどじょうはいない」となっています。
柳の下にいつも泥鰌はいない
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の読み方
やなぎのしたにいつもどじょうはいない
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の意味
(柳の下に何時も泥鰌は居らぬ)…一度、柳の木の下で泥鰌を捕らえたからといって、常にその場所で捕らえられるものではない。一度幸運を得たからといって、同じ方法でいつもうまくいくとは限らない。(広辞苑)
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の使い方
柳の下にいつも泥鰌はいないことを知らない彼は、一度の成功を信じて、何度も同じ方法で失敗している。
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の語源・由来
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の語源・由来については、生活の経験則から生まれた言葉と思われますが、詳細は分かりません。
『岩波ことわざ辞典』では初出を1890年としているようですので、ことわざとしての歴史は浅いようです。
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の蘊蓄
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の類義語
(「泥鰌」の派生)
(「柳の下」の派生)
柳の下の大鯰
(「株」版)
守株 ※日本語探訪(その17)故事成語「守株」(2021.4.2)参照
株を守りて兎を待つ
(「餅」版)
来るたびに買い餅
朔日毎に餅は食えぬ
「柳の下にいつも泥鰌はいない」の対義語
一度あることは二度ある
二度あることは三度ある