4月22日 アースデー・国際母なる地球デー
アースデー(地球の日)
地球全体の環境を守るために一人一人が行動を起こす日。1970年(昭和45年)にアメリカで始められたもので、環境保護庁設立のきっかけとなりました。
2009年の国連総会で、4月22日を「国際マザーアース・デー(国際母なる地球デー)」とすることが採択され、翌2010年から実施されています。
1969年1月28日に、アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラで海底油井(ゆせい)の破裂事故が発生し、15,000キロリットル以上の原油が流出しました。
(一般的な浴槽の容量を約200リットルと仮定すると、浴槽75,000杯を越える油が海に流れ出したことになります)
この事故をきっかけに、当時のアメリカ上院議員だったゲイロード・ネルソンは「環境の日が必要」だと発言し、環境問題に関して学び・討論する機会を設けようという活動を始めました。ネルソンは、アメリカの大学生たちが気候的に過ごしやすく、休みでも試験期間中でも祝日でもないため参加しやすい日程であった1970年4月22日の水曜日をアースデイとし、主に学生に討論会への参加を呼びかけました。
<3月21日のアースデー(ユネスコ版アースデー)>
1969年、アメリカの平和・環境運動家、敬虔なクリスチャンであるジョン・マコーネルがサンフランシスコで開催されたユネスコの環境に関する大会で、(北半球の)春分の日を「アースデー」にすることを提起しました(アースデーという概念の提唱は、ゲイロード・ネルソンよりもジョン・マコーネルの方が先)。
アースデーを春分の日にしようとした理由は、ジョン・マコーネルが祈りで導きを求めた際に受けた啓示に由来しているそうです。 1970年3月21日、サンフランシスコ市でアースデーが宣言されました。その後、ジョン・マコーネルは「地球の旗」を作って国連へ提案し、国連も支持したことで現在に至っています。