教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

きょうは何の日 5月31日

5月31日 世界禁煙デー

 

世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始した。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」として定め、各種の施策を講じてきたところである。

                     (「厚生労働省」HPより)

 

たばこをめぐる問題は、SDGsの課題と重なります。

2022年の世界禁煙デー『たばこ : 環境への脅威』
2021年12月15日
WHOは、「世界禁煙デー」の2022年のグローバルキャンペーン “Tobacco : Threat to our environment (たばこ : 環境への脅威) ” を発表しました。 このキャンペーンは、タバコの栽培から生産、流通、過剰な消費に至るまで、タバコが環境に与える影響について、一般の人々の意識を高めることを目的としています。また、このキャンペーンは、喫煙者にタバコをやめるための新たな理由を与えるものです。

年間 84 メガトンの二酸化炭素換算の温室効果ガスを排出するタバコ産業は、気候変動の原因となり、気候変動への耐性を低下させ、資源を浪費し、生態系にダメージを与えています。

毎年、約 350 万ヘクタールの土地がタバコ栽培のために破壊されています。 タバコの栽培は、特に発展途上国において森林破壊の原因となっています。 タバコ農園のための森林破壊は、土壌の劣化を促進し、「歩留まりの低下」、すなわち土地が他の作物や植物の成長を支える能力の低下を招きます。

環境の劣化は対処能力の低い国に降りかかり、利益は高所得国に拠点を置く多国籍タバコ企業が得ています。

              (「公益社団法人 日本WHO協会」HPより)

子どもの受動喫煙の問題とともに、重要な切り口です。