立春(りっしゅん)は、二十四節気において春の始まりとされる日。節分の翌日です。
現在広まっている定気法では太陽黄経が315度のときで、2月4日ごろになります。
「じゃらん」HPに掲載の図が分かりやすいので引用します。
太陽黄経
読み方:たいようこうけい太陽が天球上を通る経路(黄道)を等角に分割した座標。特に春分点を座標ゼロとして360度に当分したものを言う。
(実用日本語表現辞典)
2023年の「立春の瞬間(太陽黄経が315度のとき)」は、2月4日午前2時42分です。したがって立春は2月4日です。
2021年の場合、太陽黄経が315度のときは2月3日午後2時59分でした。調整の結果、立春は2月3日でした。
近年では1984年が2月5日で、その後2020年まで2月4日でした。今後は2025年が2月3日で、しばらくは4年に1度2月3日というパターンが続きます。
1984年 2月5日
1985年 2月4日
…… 2月4日
2011年 2月4日
2012年 2月4日
2013年 2月4日
2014年 2月4日
2015年 2月4日
2016年 2月4日
2017年 2月4日
2018年 2月4日
2019年 2月4日
2020年 2月4日
2021年 2月3日
2022年 2月4日
2023年 2月4日
2024年 2月4日
2025年 2月3日
2026年 2月4日
2027年 2月4日
2028年 2月4日
2029年 2月3日
2030年 2月4日
2031年 2月4日
2032年 2月4日
2033年 2月3日
2034年 2月4日
2035年 2月4日
2036年 2月4日
2037年 2月3日
2038年 2月4日
2039年 2月4日
2040年 2月4日
2041年 2月3日
2042年 2月4日
2043年 2月4日
2044年 2月4日
2045年 2月3日
2046年 2月4日
2047年 2月4日
2048年 2月4日
2049年 2月3日
2050年 2月4日
「二十四節気」についても「じゃらん」の記事が分かりやすいので紹介します。
立春とは?
立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。二十四節気は紀元前の中国で生まれた、太陽の動きに基づいたこよみです。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。
4×6=24なので、二十四節気…ということですね。四季の最初が、立春、立夏、立秋、立冬。この4つは「四立(しりゅう)」と呼ばれています。
古代中国では冬至日を1年の区切りにしていましたが、だんだんと「春から1年が始まる」という考えになりました。国民に季節の運行を知らせることは、王の大事な役目であり、冬よりも春の方が重要な季節だったのです。
四立の前日が「節分」。節分って、本来は1年に4回あるんですね。
その中で、1年の終わりであり、大みそかともいえる立春の前日が、今も豆まきなど節分の行事を行う大事な日として残っています。
二十四節気はさらに「初候」「次候」「末候」の3つに分かれます。
「立春」の場合、
初候 東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
次候 水泉動 (うぐいすなく)
末候 雉始雊 (うおこおりをいずる)
となります。
これが「七十二候」です。(24×3=72)
ある年、「気候撮」と称して「七十二候」を写真に収める挑戦をしました。地域の問題、気候変動の問題、生活の変化などあって、時期をずらして撮影できたものも含めて自宅周辺で撮れたのは53枚でした。
「二十四節気」「七十二候」は、いにしえ人の豊かな感性に触れる日でもあります。