教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

きょうは何の日 9月5日

国際チャリティー・デー

 

国際チャリティー・デー(International Day of Charity)は、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの命日にちなんで、2012年に国連が制定した国際デーです。

世界中のより多くの人々にボランティア活動や慈善活動の重要性について啓発し、参加を呼び掛けることが目的。

 

「チャリティー」について、「Wikipedia」より引用します。

チャリティー(英: charity)とは、慈愛・慈善・博愛または同胞愛の精神に基づいて行われる公益的な行為・活動のこと。

語源は「親切」を意味する古代ギリシャ語「カリス」(希: χάρις)及びそのラテン語形「カリタス」(羅: charitas)から。

世界各地でチャリティーの活動・組織が見られ、それらの多くは宗教的な背景を持つ。

チャリティーはしばしば身体障害者や高齢者などに対する社会福祉、貧困地域の飢餓救済、紛争地域の難民救済、または災害・事故などの犠牲者や遺族に対する支援活動などといった形態をとるが、本来的には以上の活動にとどまらず、社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。

また、チャリティーに係る費用は寄付・寄進によって支弁されることが多い。

 

同じく「Wikipedia」より「マザー・テレサ」の項を引用します。

マザー・テレサ(Mother Teresa, 1910年8月26日 - 1997年9月5日)、あるいはコルカタの聖テレサ(Saint Teresa of Calcutta)は、カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。またカトリック教会の聖人である。本名はアルーマニア語でアグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ(Agnesa/Antigona Gongea Boiagi)、アルバニア語でアニェゼ/アグネス・ゴンジャ・ボヤジウ(Anjezë/Agnès Gonxha Bojaxhiu)。

「マザー」は指導的な修道女への敬称であり、「テレサ」は彼女の敬愛したリジューのテレーズにちなんだ修道名である。コルカタカルカッタ)で始まったテレサの貧しい人々のための活動は、後進の修道女たちによって全世界に広められている。

生前からその活動は高く評価され、1973年のテンプルトン賞、1979年のノーベル平和賞、1980年のバーラト・ラトナ賞(インドで国民に与えられる最高の賞)、1983年にエリザベス2世から優秀修道会賞など多くの賞を受けた。1996年にはアメリカ合衆国史上5人目の名誉市民に選ばれている。

 

初回「国際チャリティー・デー」に出された「事務総長メッセージ」を紹介します。

国際チャリティー・デー(9月5日)事務総長メッセージ
プレスリリース 13-060-J 2013年09月05日

チャリティーは、国連の価値を堅持し、その活動を前進させるうえで重要な役割を果たします。労力や金銭の提供、地域社会や地球の裏側でのボランティア活動、対価を期待しない気遣いや親切といった形でのグローバルな連帯の表現は、調和の中での暮らしと、すべての人にとって平和な未来の構築という私たちに共通の目標の達成に役立ちます。

私は初の「国際チャリティー・デー」を祝えることを歓迎します。昨年、国連総会によって宣言されたこの国際デーは、極めて貧しく、弱い立場に置かれた人々のための活動に一生を捧げ、世界中で追随者が多かったマザー・テレサの死没日に因んで設けられたものです。

奇妙なことに、チャリティーは無駄、不適切、さらには受け取る側にとって屈辱であるかのようなイメージで敬遠されることがあります。ドナーがわざわざ「これはチャリティーではなく投資だ」と言い訳しなければならないこともあります。私たちはチャリティーをその精神に沿い、人間の状況を改善するための崇高な試みとして認識しようではありませんか。

私たちがミレニアム開発目標MDGs)の達成に向けた取り組みを加速し、2015年以降の期間について大胆なアジェンダを定めようとする中で、チャリティーの果たす役割がさらに増大することはあっても、減少することは決してありません。

国連ボランティア計画(UNV)や国連児童基金UNICEF)などの国連機関は、世界中の人々にとって参加の場となっています。総会は「国際チャリティー・デー」を設けるにあたり、教育や啓発活動を通じたチャリティーの奨励を要請しました。国連アカデミック・インパクトのASPIRE(教育を通じてイノベーションと改革を推進する学生行動)をはじめとする取り組みは、若い男女に対し、恵まれない若者たちが学校に通うための資金を得られるようにする責任を担うよう促しています。国連の人道機関は、一般からの義援金と政府からの寛大な拠出に依存しながら、自然災害、武力紛争その他の緊急事態を受けた救命活動を続けています。

この新しい国際デーにあたり、私は老若男女を問わず、世界各地の人々に対し、あらゆる人間に宿る慈善の心が命じる行動を起こすよう呼びかけます。