小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第32回は「水を打ったよう」です。なお、教科書には「水を打った」で出てきます。
水を打ったよう
「水を打ったよう」の読み方
みずをうったよう
「水を打ったよう」の意味
大勢の人がだれも口をきかず、静まりかえっているさま。(広辞苑)
「水を打ったようよう」の使い方
公害の衝撃的な報告に、場内は水を打ったようになり、じっと聞き入っていた。
「水を打ったよう」の語源・由来
「水を打ったよう」の由来は、「水を打つ」行為にあります。
「水を打つ」というのは水を撒くことです。水を撒くとほこりが立たなくなることから 、静まりかえった様子をたとえたものです。
「水を打ったよう」の蘊蓄
「水を打つ」「打水(うちみず)」は夏の季語
正岡子規の「打水」を詠んだ句を集めました。
打水の松に雫す八日月/正岡子規
打水の力ぬけたる柳哉/正岡子規
四辻や打水氷る朝日影/正岡子規
打水や蘇鉄の雫松の露/正岡子規
打水や虹を投出す大柄杓/正岡子規
打水に小庭は苔の匂ひ哉/正岡子規
打水のあめふりかゝる蟇/正岡子規
打水の音さらさらと庭の竹/正岡子規
打水やまだ夕立の足らぬ町/正岡子規
打水やぬれていでたる竹の月/正岡子規
「水を打ったよう」と真逆の光景、「蜂の巣をつついたよう」
「蜂の巣をつついたよう」…手もつけられないような大さわぎのさま。(広辞苑)
ちなみに、実際にスズメバチの巣をつつこうものなら、「手もつけられないような大さわぎ」どころではありません。
参考までに、ネット上の質問と回答を紹介します。
「蜂の巣をつつくと蜂は必ず襲ってくるんですか?」
【ベストアンサー】
蜂(蜂の巣)の天敵は熊です・・・
軒下などに巣を作っている場合は別にして 土の中や腐った木の根元などに
作ってある蜂の巣から 大好物の蜂蜜を盗みに来るのが熊なのです。蜂のDNAには巣を破壊する黒いもの(つまり熊)は天敵と刷り込まれていて
黒いものに攻撃をする習性があります。仮に棒などで蜂の巣をつついた場合は間違いなく黒い頭(顔付近)を目掛けて
攻撃してきますよ。嘘か本当か? 試してみるには それなりの覚悟とリスクが必要ですが
物事は経験も重要ですので是非 試されてはど~ですか?うそうそ 絶対に止めなさいよ!!
補足
白い帽子ですか・・・?
前記した様に蜂の遺伝子の中に組み込まれている黒い物に特別に強い警戒心と
攻撃性をもっていますが 他の色の動物が彼ら(蜂)の巣を破壊した場合は
黙って見て居るのか? っと言えば そんな筈は無く自分たちの住処を破壊する
者には 当然襲い掛かって来ます。
黒く無ければ襲ってこないと言う意味では有りません。