木あそび(木工)
仕事を辞めて最初に手を出したのは、木工でした。
それは趣味としてではなく、毎日の生活を便利で快適なものにするためでした。棚や台の類いをいくつも作りました。
まあそれなりのものはできたのですが、のこぎりで真っ直ぐに切るというのは思いのほか難しいものです。とりわけ角材が至難で、切り口が各面と90°を保ちつつ真っ平らというのが作れません。
この時期のものとしては、靴入れがなかなかのアイデア作品だと思います。
玄関の下駄箱の下に、上がり框の高さ分の空きスペースがあります。このスペース(幅150cm)に、底面にキャスターを付けて引き出し式の靴入れを作りました。玄関がスッキリしました。
ホームセンターをうろうろするようになって、ツーバイフォー(2×4)材を知りました。
ホームセンターのホームページに、ツーバイフォー材を使った作品が紹介されています。その設計図どおりに、ディレクターチェアとベンチを作りました。「木あそび」の最初です。
ディレクターチェアは、くつろぎの場で毎日使っています。オットマンも作りました。ただ、イスのサイズが自分の体にはしっくりこないところがあり、今冬改造予定です。
写真を撮ること、現役時代からのが唯一の趣味でした。
いくつかの写真は額装して飾っているのですが、簡単に写真の入れ替えができる額を自作しました。趣味の世界を趣味で広げるってワケです。
A4サイズの写真を上から差し替えします。
加工しやすい桐の集成材を使っています。これは第1作目の作品ですが、額縁の角を45°でピタッと出合わせるというのは、素人細工ではまず無理です。
飾られているのは12月の写真です。
写真は専用紙ではなく高品質用紙にプリントしたものをラミネートしています。ラミネートによって写真が綺麗になり、カバーガラスの枠割りも果たします。差し替え用の写真は100枚以上になりますが、これなら安価ですし質感も十分です。
これは4枚セットのテーマ写真を飾る額です。
A4写真をスライドして差し替えます。
額縁の角の出合いは綺麗ではありませんが、油彩画の額ふうに凸凹に削って着色ニスで仕上げています。
これはA4写真を上部から差し替えます。
裏蓋部分に挿入できる隙間を作っています。
2本の柱の間の壁に設置した額です。
4枚セットのテーマ写真を飾る額のバリエーション作品で、A4写真をスライドして差し替えます。
これは14作あるもっとも簡便な額で、A4写真をスライドして差し替えます。上下の木の裏には幅の狭い木が貼ってあって、その隙間で写真がホールドされています。
これはA4写真を上部から差し替えます。
2本の角棒の間に細木を挟んでいます。上部の細木は写真幅にあけることで横ずれを防ぎ、下部の細木は角棒より低くして写真を固定します。2カ所のトイレを彩る逸品です。
木あそび、真骨頂。
道の駅で買った木曽檜の端材です。グラインダーで削って、ペーパーをかけて…。「瞳」の置物です。
木あそび、まだつづきます。