民放テレビスタートの日
1953(昭和28)年8月28日午前11時20分、日本テレビが民間放送として初のテレビ放送を正式に開始しました。
このとき放送されたのは、日本テレビ放送網の開局式の様子でした。
また、テレビでCMが流れたのもこの日が最初で、「テレビCMの日」という記念日になっています。最初のCMは、服部時計店(現在のセイコー)のものでした。
ちなみに、公共放送であるNHKがテレビ放送を開始したのは1953年2月1日です。(「テレビ放送記念日」で紹介します)
1953年に国産第一号のテレビがシャープから発売されています。14インチ「TV3-14T型」で、価格が17万5000円でした。
当時の高卒公務員の初任給が5400円だったそうですから、一般家庭にはなかなか普及しませんでした。
盛り場や駅・公園などに設置された街頭テレビに多くの人が集まり、プロレスやプロボクシングなどに熱狂しました。