教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

きょうは何の日 1月20日

アメリカ大統領就任式 

 

1933年に批准されたアメリカ合衆国憲法修正第20条は、新大統領就任式を1月20日と定めました。
これにより、1937年1月20日に第38代大統領、フランクリン・D・ルーズベルトの2回目の就任式が行われました。

 

Wikipedia」より引用します。

1937年以降は、アメリカ合衆国憲法修正第20条により、大統領選挙一般投票翌年の1月20日正午(アメリ東部標準時)より新大統領の任期は開始されるが、憲法第2条第1節8項により、アメリカ合衆国大統領はその職務を執行する前に

「    私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽して合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う(もしくは確約する)。
“I do solemnly swear (or affirm) that I will faithfully execute the Office of President of the United States, and will to the best of my Ability, preserve, protect and defend the Constitution of the United States.”    」
との宣誓(oath)、または確約(affirmation)をする義務がある。

明文上の規定はないが、冒頭は「私、[宣誓者のフルネーム]は~」(例:I, Joseph Robinette Biden, Jr. do solemnly swear, ~)とはじめ、宣誓の場合は最後に「So help me God.」(神よ照覧あれ。)と付け加えるのが慣例。

大統領就任式は新大統領の就任を国内外に宣明する式典であるとともに、式典のハイライトである就任宣誓は法的手続きでもある。

 

アメリカ大使館のHPに掲載されている「大統領の選出から就任まで時間がかかる理由」の一部を紹介します。

ほとんどの民主国家では、新政権への移行期間は短いものです。しかし、アメリカの移行期間は約3カ月あります。

政権移行に時間がかかるように見えますが、もともと憲法に定められていた現職大統領から新大統領への交代期間である4カ月よりは短くなっています。

早まった就任

新旧大統領の交代期間が11月から3月の間と定められたのは18世紀のことで、これは情報の伝達や人の動きに時間がかかったからです。議会制民主主義を採用している国では、通常、閣僚は議会から選ばれます。しかし、アメリカはこのような国とは異なります。広い国では政治人材は全国に散らばっています。

指導者たちが新大統領の就任を早めたほうがいいと確信したのは、アメリカが世界恐慌で直面した困難からでした。これをきっかけに、「レームダック」と呼ばれる期間が4カ月から3カ月弱に短縮されることになりました。(「レームダック(死に体)」とは、後任の大統領が既に選出されている現職大統領のことを指す言葉。この期間、現職大統領の政治力は弱まる。)

1933年に批准された憲法修正第20条は、新大統領就任式を1月20日と定めました。選挙日が11月初旬であることに変わりはありません。