教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

国語力を磨こう ③ 修飾語

4 修飾語(かざりことば)をさがす

 

修飾語(かざりことば)をさがす《ワザ》

 

(1)主語と述語を見つけて線を引く。

 

(2)残りがかざりことばなので、カッコで囲む。

 

〈ヒント〉
主語の「かざりことば」は、必ず主語の上の方に、述語の「かざりことば」は、必ず述語の上の方にある。ただし、すぐ上とは限らない。

 

【練習】身近にある文章を用意してください。文の主語にはを傍線引き、述語には二重線を引きます。そして、修飾語をカッコで囲って、その修飾語がどのことばをくわしくしているのか、→で印をつけます。

 

修飾語は、小学校3年生の指導内容です。

修飾語自体は決して難しいものではないでしょう。「主語の『かざりことば』は、必ず主語の上の方に、述語の『かざりことば』は、必ず述語の上の方にある。」ということをきっちり押さえておくことが重要です。修飾・被修飾の関係を矢印で明示する作業は、その定着に役立ちます。

私の家に中学3年になる知人の子どもが勉強に来ています。受験に向けて問題を解いていると、品詞分けと係り受けの問いが出てきます。彼には係り受けの原則が定着しておらず、矢印付けに四苦八苦しています。小学校の課題です。