小学校の教科書に出てくる説明文(論理的な文章)は、ほぼ次のような文章構成になっています。
「序論(はじめ)」「本論(なか)」「結論(おわり)」という文章構成を、「三段構成」といいます。
そして、小学校の説明的文章は、そのほとんどが尾括型の文章です。
つまり、
「序論(はじめ)」には、「問題提示(問い)」が、
「本論(なか)」には、説明や具体的な事例が、
「結論(おわり)」には、「結論(まとめ)」が書かれています。
したがって、小学校における説明文(論理的な文章)教材では、尾括型の三段構成の文章の読みを繰り返し繰り返し指導することになります。
「三段構成」ーー3つの大きなまとまりという文章構成図を常に意識します。
教科書によっては、「4つのまとまりに分けましょう」などという指示が出てきます。よく見ると、実験・観察の事例が2つあります。
この場合、「4つのまとまり」ではなくて、「3つのまとまり」の「本論(なか)」部分が2つに分かれているのです。