《閑話休題》
教育ブログが教育の話題を離れて、四方山話。
今回は、2015年7月1日から10日までのスイス旅行の思い出話です。
仕事を辞めたらスイスへと、退職の半年以上前から準備してきた我が人生の一大イベントです。
さあ、間もなくスカンジナビア半島が見えてきます。
7月1日
KLMオランダ航空機は、シベリアの上空からスカンジナビア半島を通過し、11時間30分の飛行の後14時55分(以下すべて現地時間。スイスはサマータイムを採っているため日本との時差は7時間)にアムステルダム空港に着陸しました。
そして、長い誘導路をひたすら走り、15時15分到着と相成りました。
空港の気温は35℃、搭乗ゲートは蒸し風呂のような状態です。ヨーロッパを襲っている異常高温は、この後の私たちを苦しめることになります。
スイスはEUには加盟していませんがEUシェンゲン協定に加盟しているため、域内最初の到着地であるここで入国審査を受けます。
その後、18時発KL1963便にてスイスをめざし、19時20分にチューリヒ空港に到着。そこからバスでベルンに向かい、最初の宿泊ホテルであるアンバサダーに着いたのは21時15分でした。家を出てから22時間15分、疲れた……。
とにかく暑いです。
スイスは涼しいというイメージはどこへやら、部屋の中は湿気こそないが暑い。エアコンも扇風機さえもありません。
エアコンは、その後どこへ行ってもなかったし、冷蔵庫も置いてないことが多かったです。
したがって、生ぬるいペットボトルのミネラルウォーターを飲むしかありません。バスの運転手さんから買った50cl(ヨーロッパではセンチリットルが健在で、500mlの方が少数でした)のペットボトルが2スイスフラン(空港での両替レートが約137円。水1本で約280円になります)という高さ。スイスは物価が高いとは聞いていましたが、ちょっとビックリです。
ビックリと言えば、夜の9時を過ぎているのにまだ明るい。ホテルの部屋に入った頃が日の入り時刻です。理屈としては、緯度が高いので夏場は日本よりも昼の時間が長いということですが、実際にその場に居合わせてみるとカラダが付いていきません。
取り敢えずスーツケースの荷を解いて、シャワーを浴びて…、気が付けば日付が変わろうとしています。
こうしてツアー1日目は終わりました。
そうそう、ここでツアーメンバーと日程を紹介しておきましょう。
ツアー参加者は、私たち夫婦を含めて8名。
アルプスにこだわった企画がプチマニアックなら、参加者もまた相当にマニアックな方たちです。夫婦での参加が私たちの他に2組あって、M夫妻は毎年、I夫妻は年に2~3回海外旅行をしていて、その中には勿論スイスも含まれています。
ひとり参加のIさんはさらに強者で、スイスに通い詰めて今度が25回目だとか…。
以上の方たちはほぼ同世代ながら、その中では私たちが若年ということになります。
やはりひとり参加のYさんは70代後半の老紳士で、最近はアジアや南米を訪ね歩いておられるそうです。
つまり、私たち以外はみな海外旅行のベテランで、スイス旅行も経験済みです。
男性5名、女性3名のツアーグループを束ねる添乗員のOさんは、私たちより少し若い女性です。この方の並外れた才能は、ツアー中に遺憾なく発揮されることになるのですが、これもまた徐々に明らかにしていきましょう。
ツアー日程は、
1日、アムステルダムからの飛行機はチューリヒに到着。その後、バスでベルンまで行って、ホテル泊。
2日はベルン観光の後、バスでトゥーン湖畔まで移動して、クルーズ。そして、ユングフラウへ。
3日はユングフラウ地方で過ごし、4日にルツェルン観光をして、マッターホルン地域へ移動。
5、6日はマッターホルン地域で過ごします。
7日にモンブラン地方に移動。8日を当地で過ごし、9日の朝ジュネーブから帰国の途につき、日本時間の10日朝に帰国。
というものです。
(地図は「地球の歩き方」より転載加工させていただきました)