4月19日 地図の日
寛政12年閏4月19日(現在の暦に直すと1800年6月11日)、伊能忠敬が蝦夷地の測量に向け江戸を出発しました。このとき忠敬は55歳でした。
国土の正確な測量のための第一歩ということで、「最初の一歩の日」とも呼ばれています。
忠敬は豪商伊能家を継ぎ、50才で隠居後、江戸に出て天文学、暦学、西洋数学等を学びました。その後、17年間にわたって全国を測量して歩き、『大日本沿海輿地全図』の作成を手がけました。
文政元年(1818年)、忠敬は74歳で病没しました。『大日本沿海輿地全図』が完成したのは、忠敬の死から3年後の文政4年7月10日(1821年8月7日)です。
伊能忠敬は小学校の歴史にも登場します。
忠敬の出生地である千葉県香取市には「伊能忠敬記念館」があります。同館のホームページでは、当時の貴重な資料を見ることができます。
■『図説 伊能忠敬の地図をよむ 改訂増補版』渡辺一郎・鈴木純子著、河出書房新社(2010/12/16)
■『伊能忠敬: 日本を測量した男』童門冬二著、河出書房新社 (2014/2/6)
■『学習漫画 世界の伝記 NEXT 伊能忠敬 正確な日本地図を信念と歩測だけでつくった男』蛭海隆志著、集英社 (2010/7/5)