4月25日 国連記念日
第二次世界大戦の勝利目前である1945年(昭和20年)の4月25日、連合国50ヵ国代表がサンフランシスコに集まり、国際連合憲章を採択しました。それが「国連記念日」です。
国際連合憲章が発効、国連が正式に発足したのは1948年(昭和23年)10月24日です。10月24日は「国連デー」(United Nations Day)となっています。
国連の英語表記は「United Nations」で、これは第二次世界大戦中の枢軸国(すうじくこく)に対して連合国が自陣営を指す言葉として使用していたものです。その言葉が継続して使用されているわけですが、日本語においては戦時中の「連合国」と区別して「国際連合」と訳しています。
(この記事は「雑学ネタ帳」をもとにしています)
2021年6月現在の国連加盟国は193か国です。
国際平和と安全の維持(安全保障)を第一義とする国連ですが、大きな矛盾と限界も顕在化しています。
安全保障理事会の常任理事国は、国連発足時の連合国という「正義」であり、「拒否権」という特権を与えられています。
「拒否権」が持つ悪影響はこれまでも多くありました。今回のロシアによるウクライナ侵攻に至っては、その無力ぶりを露呈しています。「正義」の国による「侵略」など、想定外だったのでしょう。
国連改革、国連のあり方等、教室でのディベートのネタはいくつもありそうです。