生命保険の日
「生命保険の日」は、「日本で生命保険の保険金が最初に支払われたことが新聞に報じられた日(1882(明治15)年1月31日)」に由来します。
「雑学ネタ帳」より引用します。
1881年(明治14年)に日本初の生命保険会社である明治生命が設立され、翌年の1882年(明治15年)のこの日、日本初の保険金受取人が現れたことが報じられた。
これは保険の加入者が1000名に達した頃の出来事だった。1月20日、神奈川県警部長が心臓発作で急死した。彼の遺族が受け取った金額は1000円で、彼が支払った保険料はたった30円であった。保険会社は大損をしたが、新聞がこれを大きく報じたことで、生命保険が広く知られることとなった。
記念日は東京都千代田区内神田に事務局を置き、各生命保険のトップセールスマンが集まる一般社団法人MDRT日本会が制定。お客様のために初心を忘れないようにとこの日を記念日とした。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「ニッセイ基礎研究所」のHPに掲載されている「1月31日は『生命保険の日』-日本と米国における生命保険に関する記念日について-」(保険研究部 研究理事 中村 亮一)より一部を抜粋します。
この時のプレス・リリース資料によれば、「この日本最初の保険金は、1881年(明治14年)7月9日に日本で最初に設立された有限明治生命保険会社(現明治安田生命保険相互会社)によって、1882年(明治15年)1月27日に支払われている。さらに、この最初の保険金支払の対象になったのは警察関係の方で、支払った保険料が30円、遺族が受け取った保険金は1000円とのことで、当時の物価から推測すると、現在なら保険料10万円、保険金300万円程度の金額になる。」とのことである。当時は、生命保険を全く知らない人も多かったため、この記事が大きな衝撃をもって受けとめられたと言われている。