教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-

小学校教員として歩んできた小径が、若い仲間のみなさんの道標になることを願って…。

きょうは何の日 7月20日

修学旅行の日

 

1889(明治22)年7月20日、山梨女子師範学校が女子校初の修学旅行を実施しました。当時山梨女子師範学校の教師と女子生徒22人が向かった先は、京都・奈良・伊勢でした。

また、日本で初めて修学旅行を実施したのは、1886(明治19)年に東京師範学校が実施した11日間におよぶ「長途遠足」であったとされています。

この時はまだ「修学旅行」という名称は使われておらず、「長途遠足」という名前で、野外の軍事教練と文化財の見学等の2つが合わさったものでした。

この「長途遠足」については、「修学旅行ドットコム」所収の「修学旅行の発祥と意義」の「2.明治時代~戦前の修学旅行の意義」に詳細が記されています。

 

1888(明治21)年8月、文部省(現在の文科省)は「尋常師範学校設備準則」を定め、そこに修学旅行について明記しました。

「修学旅行ハ定期ノ仕業中ニ於テ一ヶ年六十日以内トシ可成生徒常食費以外ノ費用ヲ要セサルノ方法ニ依リテ之ヲ施行スヘシ」

 

こんにちの修学旅行については「Wikipedia」より紹介します。

修学旅行(しゅうがくりょこう)は、日本の初等教育中等教育の諸学校(特別支援学校を含む)における学校行事の一つとして、教職員の引率のもとに児童、生徒が集団で見学・研修等をするための宿泊を伴う旅行。特に「宿泊を伴うこと」「行き先がある程度遠隔地であること」で遠足や社会科見学とは区別され、「宿泊施設が野営地ではないこと」で野外活動と区別される。広義の校外学習(または校外教育)の一種。


学習指導要領においては、特別活動のうちの学校行事の一つとして、小学校では「遠足・集団宿泊的行事」、中学校及び高等学校では「旅行・集団宿泊的行事」に分類され、共通のねらいとして「平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、よりよい人間関係を築くなどの集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積むことができるようにすること」とされている。