2021-01-01から1年間の記事一覧
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第60回は「羊頭狗肉」です。 羊頭狗肉 「羊頭狗肉」の読み方 ようとうくにく 「羊頭狗肉」の意味 見かけが立派で実質がこれに伴わないこと。羊頭を懸(かか)げて狗肉を売る。(広辞苑) 「羊頭狗肉」の使い方 羊頭狗…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第59回は「有名無実」です。 有名無実 「有名無実」の読み方 ゆうめいむじつ 「有名無実」の意味 名ばかりで、実質の伴わないこと。評判と実際とが違っていること。名ありて実なし。(広辞苑) 「有名無実」の使い方 …
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第58回は「明鏡止水」です。 明鏡止水 「明鏡止水」の読み方 めいきょうしすい 「明鏡止水」の意味 (くもりのない鏡と静かな水との意から)邪念がなく、静かに澄んだ心境。(広辞苑) 「明鏡止水」の使い方 狙いが定…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第57回は「満を持す」です。 満を持す 「満を持す」の読み方 まんをじす 「満を持す」の意味 ①弓を十分に引いてそのまま構える。②準備を十分にして機会を待つ。(広辞苑) 「満を持す」の使い方 毛利秀元軍、吉川広家…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第56回は「覆水盆に返らず」です。 覆水盆に返らず 「覆水盆に返らず」の読み方 ふくすいぼんにかえらず 「覆水盆に返らず」の意味 ①いったん離別した夫婦の仲は元通りにならないことにいう。②転じて、一度してしまっ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第55回は「百発百中」です。 百発百中 「百発百中」の読み方 ひゃっぱつひゃくちゅう 「百発百中」の意味 ①矢や弾丸が放つごとにすべて命中すること。②転じて、計画・考案・予想などの、すべて適当で時宜にあたること…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第54回は「馬耳東風」です。 馬耳東風 「馬耳東風」の読み方 ばじとうふう 「馬耳東風」の意味 人の意見や批評などを、心に留めずに聞き流すこと。馬の耳に風。(広辞苑) 「馬耳東風」の使い方 自分は、どういうもの…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第53回は「南船北馬」です。 南船北馬 「南船北馬」の読み方 なんせんほくば 「南船北馬」の意味 絶えず各地にせわしく旅行すること。東奔西走。(広辞苑) 「南船北馬」の使い方 先考の深く中華の文物を憬慕(けいぼ…
10月27日、朝日新聞の社会面に「白土三平さん死去」の見出しを見つけました。 白土三平さん死去 漫画家 「カムイ伝」「忍者武芸帳」 「忍者武芸帳」「カムイ伝」など重厚な歴史長編で知られる漫画家の白土三平(しらと・さんぺい、本名岡本登〈おかもと・の…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第52回は「天高く馬肥ゆる秋」です。 天高く馬肥ゆる秋 「天高く馬肥ゆる秋」の読み方 てんたかくうまこゆるあき 「天高く馬肥ゆる秋」の意味 秋は空が澄み渡って高く晴れ、馬は肥えてたくましくなるという意で、秋の…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第51回は「天衣無縫」です。 天衣無縫 「天衣無縫」の読み方 てんいむほう 「天衣無縫」の意味 詩歌などに、技巧をこらしたあとがなく、いかにも自然で完美であるさまの形容。また、人柄が天真爛漫でかざりけのないさ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第50回は「朝令暮改」です。 朝令暮改 「朝令暮改」の読み方 ちょうれいぼかい 「朝令暮改」の意味 朝に政令を下して夕方それを改めかえること。命令や方針がたえず改められてあてにならないこと。朝改暮変。(広辞苑…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第49回は「竹馬の友」です。 竹馬の友 「竹馬の友」の読み方 ちくばのとも 「竹馬の友」の意味 ともに竹馬に乗って遊んだ幼い時の友。おさなともだち。(広辞苑) 「竹馬の友」の使い方 メロスには竹馬の友があった。…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第48回は「単刀直入」です。 単刀直入 「単刀直入」の読み方 たんとうちょくにゅう 「単刀直入」の意味 ①ただ一人で敵陣に斬りこむこと。②余談・前置きをぬきにして、直接に問題の要点に入ること。(広辞苑) 「単刀…
昨年(2020年)、萩生田光一文部科学大臣が主導するかたちで「教員免許更新制」廃止に動き出したとき、アレッと思いました。 萩生田氏は安倍氏と思想信条が近く、安倍氏の側近と言われている人です。 その萩生田氏が、安倍氏肝いりの免許更新制を廃止する方…
中曽根康弘氏の「お座敷をきれいにして、そしてりっぱな憲法を安置する」という路線を最も忠実に受け継いだのは、安倍晋三氏です。 「お座敷をきれいに」するというのは、「りっぱな憲法」制定を阻害する勢力を排除するということです。 教員世界に引き寄せ…
「不適格教員」という言葉が公に使われるようになるのは、管見によれば臨時教育審議会(臨教審)が最初です。 臨教審は、1984年に公布された臨時教育審議会設置法に基づき総理府に設置され、内閣総理大臣の諮問に応じて調査審議することを所掌事務とした行政…
10月13日、文部科学省が2020年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公表しました。 14日の新聞には、「不登校最多」の文字が躍りました。 不登校増加について文科省は一斉休校や分散登校などにより「生活リズムが乱れ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第47回は「断腸の思い」です。 断腸の思い 「断腸の思い」の読み方 だんちょうのおもい 「断腸の思い」の意味 腸がちぎれるほどの悲しみ(広辞苑) 「断腸の思い」の使い方 少しく仔細を知れる者は中将の暗涙を帯びて…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第46回は「大同小異」です。 大同小異 「大同小異」の読み方 だいどうしょうい 「大同小異」の意味 大体は同様であるが、小部分だけが異なっていること。大変似ていること。似たりよったり。(広辞苑) 「大同小異」…
私はこのシリーズにおいて、「不適格教員」と「指導力不足教員」をほぼ同義語として使っています。 しかし、厳密に言うとちょっと違います。整理します。 現在(2001年2月の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正で「指導が不適切」「指導を適切…
教員免許更新制廃止、そして… ③ 免許更新制度の本質 教員免許更新制の本質は、制度成立の過程に見ることができます。 教員免許更新制は、2007年6月27日に公布された「教育職員免許法及び教育公務員特例法の一部を改正する法律」(平成19年法律第96号) によ…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第45回は「大器晩成」です。 大器晩成 「大器晩成」の読み方 たいきばんせい 「大器晩成」の意味 鐘や鼎かなえのような大きな器は簡単にはできあがらない。人も、大人物は才能の表れるのはおそいが、徐々に大成するも…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第44回は「切磋琢磨」です。 切磋琢磨 「切磋琢磨」の読み方 せっさたくま 「切磋琢磨」の意味 玉・石などを切りみがくように、道徳・学問に勉め励んでやまないこと。また、仲間どうし互いに励まし合って学徳をみがく…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第43回は「杜撰」です。 杜撰 「杜撰」の読み方 ずさん 「杜撰」の意味 ①著作で、典拠などが不確かで、いい加減なこと。②物事の仕方がぞんざいで、手落ちが多いこと(広辞苑) 「杜撰」の使い方 神経質でありながら、…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第42回は「食指が動く」です。 食指が動く 「食指が動く」の読み方 しょくしがうごく 「食指が動く」の意味 食欲が起こる。転じて、物事を求める心が起こる。(広辞苑) 「食指が動く」の使い方 原は貧乏士族の娘で堅…
教員免許更新制廃止、そして… ② 新たな研修制度 「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて 審議まとめ(案) 」は言います。 「新たな教師の学びの姿」の実現に向けて、教員免許更新制を発展的に解消することを文部科学省におい…
教員免許更新制廃止、そして… ① 玉虫色の「発展的解消」 この稿は、「教員免許更新制」廃止決定(2021.8.24)の続編になります。 去る8月23日、中央教育審議会の「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会に設置されている教員免許更新制小委員会…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第41回は「出藍の誉れ」です。 出藍の誉れ 「出藍の誉れ」の読み方 しゅつらんのほまれ 「出藍の誉れ」の意味 弟子がその師匠を越えてすぐれているという名声。(広辞苑) 「出藍の誉れ」の使い方 酒の上では完全に師…
小学校のうちに知っておきたい故事成語の第40回は「四面楚歌」です。 四面楚歌 「四面楚歌」の読み方 しめんそか 「四面楚歌」の意味 たすけがなく孤立すること。周囲がみな敵や反対者ばかりであること。楚歌。(広辞苑) 「四面楚歌」の使い方 主君の不人気…