日本語探訪
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第12回は「型に嵌まる」です。教科書の表記は、「型にはまる」となっています。 型にはまる型に嵌まる 「型に嵌まる」の読み方 かたにはまる 「型にはまる」の意味 世間一般の方式に従っていて、独創性・新鮮味が…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第11回は「顔から火が出る」です。 顔から火が出る 「顔から火が出る」の読み方 かおからひがでる 「顔から火が出る」の意味 深く恥じ入って赤面する。(広辞苑) 「顔から火が出る」の使い方 人前で大失敗を演じ…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第10回は「襟を正す」です。教科書の表記は、「えりを正す」となっています。 襟を正す 「襟を正す」の読み方 えりをただす 「襟を正す」の意味 ①姿勢・服装の乱れをととのえ、きちんとする。②心をひきしめ真面目…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第8回は「帯に短し襷に長し」です。教科書の表記は、「おびに短したすきに長し」となっています。 帯に短し襷に長し 「帯に短し襷に長し」の読み方 おびにみじかしたすきにながし 「帯に短し襷に長し」の意味 …
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第7回は「馬の耳に念仏」です。 馬の耳に念仏 「馬の耳に念仏」の読み方 うまのみみにねんぶつ 「馬の耳に念仏」の意味 馬に念仏を聞かせてもその有難みがわからないように、いくら説き聞かせても、何の効もな…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第8回は「推敲」です。 推敲 「推敲」の読み方 すいこう 「推敲」の意味 詩文を作るのに字句をさまざまに考え練ること。(広辞苑) 「推敲」の使い方 作文を推敲する。 「推敲」の語源・由来 「推敲」の出典は…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第7回は「助長」です。 助長 「助長」の読み方 じょちょう 「助長」の意味 ①急速に成長させようとして、無理に力を添えかえってこれを害すること。結果として、よくないことをさらに著しくしてしまうこと。「…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第9回は「エンジンがかかる」です。 エンジンがかかる 「エンジンがかかる」の意味 本調子になる。調子が出る。(広辞苑) 「エンジンがかかる」の使い方 「仕事にエンジンがかかる」 「エンジンがかかる」の語…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第8回は「瓜二つ」です。教科書の表記は、「うり二つ」となっています。 瓜二つ 「瓜二つ」の読み方 うりふたつ 「瓜二つ」の意味 瓜を二つに割った形がそっくりなところから、兄弟などの容貌が甚だよく似ている…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第7回は「馬が合う」です。 馬が合う 「馬が合う」の読み方 うまがあう 「馬が合う」の意味 (乗り手と馬とが一体になる意か)気が合う。意気投合する。(広辞苑) 「馬が合う」の使い方 浄瑠璃、山崎与次兵衛寿…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第6回は「犬も歩けば棒に当たる」です。教科書の表記は、「犬も歩けばぼうに当たる」となっています。 犬も歩けば棒に当たる 「犬も歩けば棒に当たる」の読み方 いぬもあるけばぼうにあたる 「犬も歩けば棒に…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第5回は「一を聞いて十を知る」です。 一を聞いて十を知る 「一を聞いて十を知る」の読み方 いちをきいてじゅうをしる 「一を聞いて十を知る」の意味 聡明で、一部分を聞いて他の万事を理解すること。(広辞苑…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第6回は「守株」です。 守株 「守株」の読み方 しゅしゅ 「守株」の意味 古い習慣を固守して時に応ずる能力のないこと。少しの進歩もないこと。株(くいぜ)を守る(広辞苑) 「守株」の使い方 年齢を重ねると…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第5回は「五十歩百歩」です。 五十歩百歩 「五十歩百歩」の読み方 ごじっぽひゃっぽ ※ 熟語の「十」は「じっ」と読むことになっています。 しかし、1966年、NHK放送用語委員会で「二十世紀」の読みについて、…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第6回は「腕を上げる」です。 教科書の表記は「うでを上げる」です。 腕を上げる 「腕を上げる」の読み方 うでをあげる 「腕を上げる」の意味 ① 技術が上達する。腕前を進歩させる。② 飲める酒の量が、前より多…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第5回は「息を殺す」です。 息を殺す 「息を殺す」の読み方 いきをころす 「息を殺す」の意味 息をおさえて音をたてないようにする。(広辞苑) 「息を殺す」の使い方 「息を殺してじっと隠れている」 ※「息を殺…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第4回は「油を売る」です。 油を売る 「油を売る」の読み方 あぶらをうる 「油を売る」の意味 (江戸時代、婦女に髪油を売る者が、ゆっくりと話し込んで商売をしたからいう)無駄話に時を過ごす。また、用事の途…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第4回は「急がば回れ」です。 急がば回れ 「急がば回れ」の読み方 いそがばまわれ 「急がば回れ」の意味 危険な近道よりも、安全な本道をまわった方が結局早く目的地につく意。成果を急ぐなら、一見迂遠でも着…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第3回は「石の上にも三年」です。 石の上にも三年 「石の上にも三年」の読み方 いしのうえにもさんねん 「石の上にも三年」の意味 (石の上でも3年続けてすわれば暖まるとの意から)辛抱すれば必ず成功するとい…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第4回は「蛍雪の功」です。 蛍雪の功 「蛍雪の功」の読み方 けいせつのこう 「蛍雪の功」の意味 苦学した成果(広辞苑) 「蛍雪の功」の使い方 蛍雪の功を積む ついに多年蛍雪の功が現われて一片の卒業証書を…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第3回は「漁夫の利」です。 漁夫の利 「漁夫の利」の読み方 ぎょふのり 「漁夫の利」の意味 双方が争っているすきにつけこんで第三者が利益を横取りすること。(広辞苑) 「漁夫の利」の使い方 漁夫の利を占め…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第2回は「頭をかかえる」と「頭をひねる」です。 教科書に取り上げられた「頭」のつく慣用句は3つあります。今回はその2つ目と3つ目。さらに、付録として「頭」のつく慣用句一覧を収録しています。 頭をかか…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第2回は「頭が上がらない」です。 教科書に取り上げられた「頭」のつく慣用句は3つあります。今回はその1つ目。 頭が上がらない 「頭が上がらない」の読み方 あたまがあがらない 「頭が上がらない」の意味 相…
小学校3・4年生の教科書に登場する慣用句の第1回は「足が出る」です。 教科書に取り上げられた「足」のつく慣用句はこれ1つです。 足が出る 「足が出る」の読み方 あしがでる 「足が出る」の意味 ①隠したことがあらわれる。②出費が予算を超過する。相場…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第2回は「虻蜂取らず」です。教科書の表記は、「あぶはち取らず」となっています。 虻蜂取らず 「虻蜂取らず」の読み方 あぶはちとらず 「虻蜂取らず」の意味 あれもこれもとねらって一物も得られないこと。欲…
小学校3・4年生の教科書に登場することわざの第1回は「頭隠して尻隠さず」です。教科書の表記は、「頭かくしてしりかくさず」となっています。 頭隠して尻隠さず 「頭隠して尻隠さず」の読み方 あたまかくしてしりかくさず 「頭隠して尻隠さず」の意味 一…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第2回は「杞憂」です。 杞憂 「杞憂」の読み方 きゆう 「杞憂」の意味 将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。取り越し苦労。(広辞苑) 「杞憂」の使い方 「杞憂であれば幸いです」「心配したが…
小学校3・4年生の教科書に登場する故事成語の第1回は「温故知新」です。 温故知新 「温故知新」の読み方 おんこちしん 「温故知新」の意味 (古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意)昔の物事を研究し吟味して、そこから新…
子どもたちの豊かな言語生活は、教師の言語生活の豊かさに依拠します。 シリーズ「日本語探訪」は、故事成語・ことわざ・慣用句・四字熟語の周辺をそぞろ歩きします。 言葉を深く知り、自在に操れるようになれば、日本語の表現が豊かになります。そんな教師…